2月1日まで20日
何か一段上がったな、レベルが変わったな、という感覚を持つのは、しばらく集中、熱中して、寝ても覚めてもそればかりという状態から覚めた後ですね。
そのときは意識していませんが、あとになってそう思います。
これはもちろん人によって違うのかもしれません。
しかし私の場合、飽きっぽいせいもあるのか、一点集中で自分のものにしたことが多い気がします。
どうでも良いものから言うと、ルービックキューブ、これははまりました。
当時は謎の六面体とかいって大流行しました。どこにでも持ち歩いてカチャカチャカチャカチャ、初めて完成した日のことは良く憶えています。友人のバイト先で奥に隠れてやっていたのですが、できた瞬間、叫んで仕事中の友人を呼んでしまいました。
高校に入った途端の数学にもはまりました。
これが今の職についている根本かもしれません。
何が良かったのか、今にしては謎ですが、なんかの拍子で先生に褒められたのがうれしくてがんばった記憶があります。
それまでは特別好きな科目ではありませんでしたが、そのときはちょっとがんばればすぐにできるようになる科目と勘違いしていました。
今、偉そうに人に指導していると思うと申し訳ないような気もします。
「解法のテクニック」という参考書を薦められて持っていて、さあ、がんばるぞと思ったときにガーッと3日間くらいやるんですね、そればかり。
しかも何を考えていたのか、はじめからやるんです。
そして3日くらいやると飽きて放り出す。
それを繰り返すうちに数学だけは人に負けない自信がついたのを憶えています。
実際は「解法のテクニック」を最後までやりつくすことはなかったのですが。
因数分解や式の計算など面白くて面白くて、そのために毎回はじめからやっていたのかもしれません。
お勧めの学習法ではありませんが、同じものを繰り返し集中してやるのはそれなりに良い方法かも知れませんね。
大学生になり、塾講師になって初めて見た有名な角度の問題もはまりました。
これは本当に寝ても覚めてもでした。
やはり解けたときの感動をよく憶えています。
20数年前の話ですが、これが解けたときの感動はルービックキューブと同じかそれ以上でした。
有名な問題なのでご存知かもしれませんが、ご紹介しておきましょう。
x の角度を求めなさい。
できたら感動です。
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コメント
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いつもたいへんお世話になっております。5年生の息子も1年後には入試を迎えるかと思うと、身の引き締まる思いです。賛数仙人様のプリントに向かうようになってから、根気よく考える習慣が付いてきたようです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
子供がプリントを解く横で、私は上記の図形と取り組んでいました。何日も考え、30°とわかりました。四角形の両辺を上方に延長して、二等辺三角形をつくり、その頂点から垂線をおろします。点Dを通って底辺BCに平行な線を書くと、対角線BDと垂線との交点(点Eとします)を頂点とする正三角形が二つ見えてきます。三角形AEDと合同な三角形も見え、解けました。上記の図形は、ごく特殊な美しい比率で描かれていると感じました。解けてうれしかったのでコメントします。
投稿: 濱田 | 2006年2月 5日 (日曜日) 09時59分
いつもありがとうございます。
いくつか解法があるようですが、この解き方ははじめてかと思います。
このタイプの問題は二等辺三角形、正三角形の発見がキーとなることが多いですね。
私が数十年前に解いた解き方は四角形の中に正三角形をかくもっともポピュラーな解き方でした。
投稿: 賛数仙人 | 2006年2月 6日 (月曜日) 00時04分