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2006年3月10日 (金曜日)

粘るべきか、粘らざるべきか。

~ホームページ掲示板のご質問から by daisyさん 

毎週毎週追い立てられるように学習している中学受験生にとって、時間の問題は避けられない問題です。

有効に計画的に組み立てていかないと流されっぱなしになる危険性があります。

算数ばかりとはなかなかいかないでしょうから、1問ごとに粘るのは勇気がいります。

そう考えると結局は時間との勝負になります。

時間の問題を抜きにして考えると、判断の基準は最終的に喜びがあるか、達成感があるか、ではないでしょうか。

算数が不得意な子、嫌いな子には1問1問粘らせることは非効率的です。

それこそ5分考えてわからなかったら次、わからなかったら次と、どんどん先に行く方がよいでしょう。子どもにとっての苦痛の時間は短く早く終わる方がよいでしょう。

しかし、解くことの喜びを知っている子に対しては解けるまで、あきらめるまで時間が許す限り解かせてあげたいですね。

解けたときの喜びがそのまま力になります。

達成感が自信になります。

喜びと自信は何事にもかえがたい算数の力になります。

また、お子さんのタイプによっても違ってきます。

大人でも、たとえば推理小説やドラマの結末をすぐに知りたい人と、しっかり順を追って読んだり見たり、結末は自分のものにしたい人がいますね。

これは趣味の問題なので、どっちが良い悪いはないですが、犯人を先に知ってから安心して読む人もいれば、犯人を人から聞くと怒り出す人もいるわけです。

わからない問題はさっさと解説を見たり人に聞いたりしてサクサクこなす子もいれば、それこそ1問1問納得しないと先にいけない子もいます。

人間の性格と同じで、それぞれに良い面、悪い面があります。

サクサクこなす子は遠くまでひとっ飛びですが、どうしても記憶は薄くなります。穴ができる可能性も高いです。しかし身につく子は回転率の勝負で何とかしてしまいます。

柔らかい算数脳ができます。

納得型は言うまでもなく、時間がかかるかわりに手につかんだものは離しません。一歩ずつ一歩ずつ進み、強い算数脳ができます。

理想は基本問題・パターン問題は回転率でこなし、良い問題はじっくりつかむことですが、これが難しいのでしょうね。

「5分やってわからなかったら解説を見なさい、解説を見てわからないところは質問しなさい」は私も言います。

どこまでわかって、どこからわからないのかを、自分で把握することも大事な学習です。そのために解説を渡すことにしています。

5分は公約数的な言い方で、個別に言うときは、子どもによって3分から30分まで開きがあります。基準はズバリ宿題が終わるかどうかです。

最後にお勧めの学習方法を。

 1.こだわらせたい問題以外はある程度粘ったら解説を見る。

 2.納得できたらもう一度自分で何も見ずにやってみる。

 3.それでもできなかったら解説を見る。2.にもどる。

 4.納得できなかったら(わからなかったら)質問にまわし、次の問題に進む。

どうでしょうか?

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コメント

掲示板で質問したdaisyです。
さっそくお答えいただき、ありがとうございました。

仙人さんのコメントを拝見しているうちに、不思議なくらい心が落ち着きました。
「どうあれば良いか」お教えていただけると、自分の子供の特性のようなものが
あぶりだされるように見えてくるものですね。
うちは「粘りたい」タイプの子。途中で問題の解答を見ることが嫌みたいです。
でもそれでは量がこなせない。焦りを感じて私にフォローを求めるようになって来ました。
このブログを一緒に読んで、勉強の仕方を整えようと思います。ありがとうございました!

仙人さんのおかげで、本当に算数の楽しさが分るようになり、好きになっているんですよ。
昨日も、これまで苦手だった「規則を見つけて解く問題」一問と格闘し、30分後に自力でやり抜いて大喜び!(本人はうれしさに踊っていました^^;)
子供のこういう姿を見る母の喜びは、格別なものがあります。

塾に行く前に、結局この一問しか出来なかったけれど、息子にとっては(大げさですが)記念碑的な問題になったことと思います。

入試までに、もっといっぱいこういう経験を積み重ねて欲しいなぁ。。。

>仙人さんのおかげで、本当に算数の楽しさが分るようになり、好きになっているんですよ。

素直にうれしいです。それが本当に私の喜びでもあります。
ちょっとしたきっかけや出会いで変わることってきっとたくさんあるのですね。

子どもの頃のそういう自信は今後の人生に大きく関わると思います。

>30分後に自力でやり抜いて大喜び!(本人はうれしさに踊っていました^^;)

いいですね。
その姿を私も見てみたいものです。来年の中学受験、ぜひとも成功させましょう!
どんどん良いプリントを出してバックアップしたいと思います。

算数って、見かけはとっつきにくいかもしれませんが、つきあってみれば面白くて純粋で素直な良いやつだなって思っていただけると、僭越ながら算数に変わって感謝感激です。

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