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2006年7月27日 (木曜日)

夏期講習始まる

夏期講習が始まりました。

5年生は、ふだん持っていない生徒や講習だけ参加する子ども(講習生)など入り混じったクラス編成でなかなか新鮮です。

授業を受けるのが、初めての子どもには毎日少しずつノートの作り方など学習法から教えていきます。

特に講習生の場合は我流の学習法が多いですね。

その子にとっては慣れた学習方法でも、明らかに直した方がよいことはすぐに直してあげます。

ノートの書き方はやはりまちまちです。

気になる中で、一番多いのは答えの羅列。

途中の式や考え方を必ず書くように指導します。

式を書いていても、5年くらいまでは、横にどんどん書いていく子も多いですね。

これも良いことはありませんから指導します。

次の日にノートを見て直っていれば大げさにほめます。

「君のノートはすばらしくなった!」

困ってしまうのは、宿題の答え合わせや確認の小テストなどで、間違った問題を書き直してマルをつけてしまう癖です。

親のチェックが厳しいんだろうなあと、つい想像してしてしまいます。

きっとバツが多いと強制的にやり直しをきつく命じられるか、しかられてしまうのでしょうか。

それをやっている限り、学力は伸びませんね。

わからないところがわからないままになってしまうだけですから、できない問題が増える一方です。

それを見つけたとき、よほどでない限り、直接注意はしません。

カンニングと同じくらいの罪の意識を感じつつ、ばれていないと思って、ついついやっているのでしょうから、注意をしてもあまり効果的ではないように思います。

そんなときにはクラスの全員に向かって、「あっている問題より、間違えた問題の方が大事なんだよ。マルより大きくバツをつけて間違えた問題を目立つようにしよう。間違えた問題の方が君たちの宝なんだよ。宝を捨てるな」 そういいます。

それでも直らない子どもには、マルつけのときなど目の前にいて、実は気づいているんだよとサインを出します。

それをしたら自分のためにはならない、自分で気がつくことが大事ですね。

たまにはごまかしたくなるときはあるかも知れません。

全部あっているよと見栄を張りたいときもあるかも知れません。

しかし、それが多いと危険です。

お宅のお子さんは宝を捨ててはいませんか?

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賛数仙人

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