夏期講習始まる
夏期講習が始まりました。
5年生は、ふだん持っていない生徒や講習だけ参加する子ども(講習生)など入り混じったクラス編成でなかなか新鮮です。
授業を受けるのが、初めての子どもには毎日少しずつノートの作り方など学習法から教えていきます。
特に講習生の場合は我流の学習法が多いですね。
その子にとっては慣れた学習方法でも、明らかに直した方がよいことはすぐに直してあげます。
ノートの書き方はやはりまちまちです。
気になる中で、一番多いのは答えの羅列。
途中の式や考え方を必ず書くように指導します。
式を書いていても、5年くらいまでは、横にどんどん書いていく子も多いですね。
これも良いことはありませんから指導します。
次の日にノートを見て直っていれば大げさにほめます。
「君のノートはすばらしくなった!」
困ってしまうのは、宿題の答え合わせや確認の小テストなどで、間違った問題を書き直してマルをつけてしまう癖です。
親のチェックが厳しいんだろうなあと、つい想像してしてしまいます。
きっとバツが多いと強制的にやり直しをきつく命じられるか、しかられてしまうのでしょうか。
それをやっている限り、学力は伸びませんね。
わからないところがわからないままになってしまうだけですから、できない問題が増える一方です。
それを見つけたとき、よほどでない限り、直接注意はしません。
カンニングと同じくらいの罪の意識を感じつつ、ばれていないと思って、ついついやっているのでしょうから、注意をしてもあまり効果的ではないように思います。
そんなときにはクラスの全員に向かって、「あっている問題より、間違えた問題の方が大事なんだよ。マルより大きくバツをつけて間違えた問題を目立つようにしよう。間違えた問題の方が君たちの宝なんだよ。宝を捨てるな」 そういいます。
それでも直らない子どもには、マルつけのときなど目の前にいて、実は気づいているんだよとサインを出します。
それをしたら自分のためにはならない、自分で気がつくことが大事ですね。
たまにはごまかしたくなるときはあるかも知れません。
全部あっているよと見栄を張りたいときもあるかも知れません。
しかし、それが多いと危険です。
お宅のお子さんは宝を捨ててはいませんか?
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