効果あり?
5年で、「整数の分解と構成」の授業をしました。
内容の難しさと教え方によって理解が分かれるところです。
ふつうに学習していると、「数」や「場合の数」は子どもが嫌いやすい単元です(大人も?)。
こういう単元をやるときは、まず、いかに楽しいのか暗示を与えます。
今回も、「さあ今回は素数の話だ、これは楽しいぞー」
ほぼみんなが、「え、素数、うれしいな。楽しそう」
瞬間 …… ウン? なんで?
初めての反応です。
しかもまだ何も楽しさは語っていません。
わからなくて逆に「素数、好きなの?」
「だって、博士が好きな数でしょう」
納得しました。クラスのほとんどが小説または映画で知っていたのでした。
ほとんど前フリなしで、みんな楽しそうにこの単元に入ることができました。
「博士の愛した数式」、思わぬ効果があったようです。
「学習」カテゴリの記事
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その15(2016.10.14)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その14(2016.10.11)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その13(2016.10.09)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その12(2016.10.04)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その11(2016.09.28)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
効果ありですね。
ただなんとなく見れば抽象的でとっつきにくい「数」なのに、
博士の口を通して語られると、それ自体の面白さが浮き彫
りになる感じ。対象への愛ってそれが深いほどひとに伝わ
るものなのですね。
「楽しい暗示」は真似させていただきます。つい「難しい暗
示(明示)」しちゃうのは良くないですから。
投稿: ニコライ | 2006年9月16日 (土曜日) 10時06分
ニコライさん。
いつもありがとうございます。
「博士の愛した数式」とのよい出会いで、子どもたちの精神と学力に変化がありそうな。
それ以前に、思いのほか好評だったことが喜びですが。
それが宿題を減らしたせいであっても。
投稿: 賛数仙人 | 2006年9月17日 (日曜日) 02時54分