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2007年3月 9日 (金曜日)

個別指導

先日、急遽、受け持ちの先生の都合で、新4年生の個別指導の代講をしました。
ふだんは5年と6年の集団授業ばかりで、個別指導は滅多にありません。
また、4年生も最後の授業をしたのがいつだったか。

教室に入ると小さな女の子が待っていました。
こんにちは。XXちゃんかな。
誰が来たのだろうといぶかしげです。声を出さずに小さくうなずきました。
では、さっそくはじめようか。まずこれをやってごらん。
前回までの復習の小テストが用意されていたので、それで様子見です。
テストの内容は、小数の計算と角度と和差算です。

はじめの1分ほど、1番の小数の計算を少し手をつけていましたが、やり方を思い出せなかったのか、面倒くさかったのか、いきなり計算をとばして角度に挑戦です。これは楽しそうにやっていました。
続いて、和差算の確認、それほど複雑ではないせいか、これもとまらず線分図をかき、式を立て解きました。
そしてはじめにもどって、小数の計算、そこでちっとも手が動かなくなりました。
どうも計算を暗算でする癖がついているらしく、暗算で処理できる計算を使った問題はスラスラ解きますが、パッと見で、暗算できない問題が出てくると途端に思考停止になるようです。筆算を使ってやってごらん。うーん、手が動きません。
はい、では、そこまでね。
マルつけをして、間違えた問題をもう一度解き直しです。
4年生だし(実際はまだ3年生です)、はじめて見る生徒なので、バツはつけずに間違いが直せたらマルをつけてあげます。最後は100点にしてあげます。
人見知りなのか、なかなか口は聞いてくれません。とりあえず返事は首のたて横だけです。
計算を含めて、何問か間違いが直せない問題が残りました。
プリントに残っている解いたあとを見て、ここかなあと、間違った箇所にラインを引いてあげます。
それで数問は無事クリアです。家に帰ってから復習できるように、同時にその問題をノートに書き出してあげました。
それでもまだ残っていたので、あとは小出しにヒントを出してあげます。
ノートに問題を書き出しながら、間違いそうなポイントを、順にぽつぽつと言っていきます。
授業時間の制限があり、すべてそうすることは難しいのですが、時間が許す限り、教えるのではなく、気づかせるのが私のスタイルです。
人から聞いたことではなく、自分が気づき発見するものの方が価値があります。
結局最後のところまで解き方を教えることになることもありますが、できるだけ自分の手で解けたことにしたいと思っています。
宿題のプリントも同じやり方で直してあげます。
解き直しができたら、お、すごいね、あ、いいねえ、やるねえ、わかっているねえ、その繰り返しです。
回数を重ね、慣れてくるとそればっかりではうまくいきません。有り難みもなくなってきます。
しかし、この女の子とは、それを繰り返すうち、何とか会話ができるようになってきました。
とは言っても、そうそう、わかった、これはこうして、こうやって、と聞かせているのか、独り言なのかわからないレベルですが。
今回の内容を教え、任務終了です。
それじゃあ、今日はこれで終わりです。じゃあね。
するとその女の子が
「来週はXX先生?」
ふだん習っている先生の名前を口にしました。
「たぶんそうだと思うよ。」
ニコニコ顔です。
「XX先生のこと、好き?」
首が小さく、たてに動きました。
好きな先生に習うのが一番ですね。
それだけで偏差値が少なくとも5は違う気がします。
嫌いな先生の科目の偏差値は上がりにくいものです。
「じゃ、来週までの宿題、がんばってやって、XX先生にマルをいっぱいもらってね。」
また、首が小さく、たてに動きました。
よい先生に巡り会える子どもは幸せです。

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「生徒」カテゴリの記事

コメント

新小4母です。
自宅で予習シリーズを勉強しています。
仙人プリントができる日を(ヒソカニ親は)楽しみにしています。

以前から
"賛数"なこちらのサイトを見せていただき
子どもにもプリントアウトを見せたりしていました。
(○*○=○、○で△です、覚えましょう
のシリーズなど。子どもも
楽しんでいます。)

教え込むことはしないように気をつけつつ
子供がやる気になり、
正しいノートの使い方(途中計算を書くなど)を覚えられるように、と考えての赤入れを、
シロウト母が毎日試行錯誤しています。
マルつけは大変ですね。

楽しく算数ができるよう、
今日の仙人先生の授業を
大いに参考にさせていただきます。

これからも楽しみにしています!

投稿: ニコニコ | 2007年3月 9日 (金曜日) 09時30分

ニコニコさん。
コメントありがとうございます。
ぜひ「仙人プリント」使ってくださいね!
当たり前ですが自分でも使っています(笑)。毎週毎週、今回のできはいいぞ、今回はいまいちかな、などと自画自賛、自己反省しています。

なかなか加減は難しいのですが、教え過ぎは良いことがありません。
手取り足取り教えていると、ずっと補助輪が外れないままになります。
自ら考え自ら動く、それまで目を離さず見守ることができるかがポイントになります。我慢がなかなかできない人間が言うのもおかしいですが、我慢はお互い大事ですね。
親の愛情と真剣さが正しく学習に反映されると塾以上の効果が見込めそうです。
以前は、自宅学習が塾の学習をこえることはないと思っていましたが、こうした皆さんの報告や「ゴンチャンの親子で楽しむ♪中学受験」を拝見させていただくうち、考えが変わってきました。
うかうかしていると、塾は自宅学習に駆逐されるかもしれません。
塾講師よりもよっぽどプロ並みの知識や考えを持っている方がたくさんいますね。
私もまた学習の日々です。
がんばります。
ニコニコさん、また書き込みお待ちしています。

投稿: 賛数仙人 | 2007年3月10日 (土曜日) 01時21分

きのうは復習した?

投稿: BlogPetのサンセン | 2007年3月10日 (土曜日) 14時19分

お返事ありがとうございます。
ゴンちゃんさんの取り組みは
私も見せていただき
素晴らしいと思います。

同時に、
プロのお立場でも常に
より良い方法を求めていらっしゃる仙人先生の授業なら
受けたい人は多いことと思います。

いま、
くもんなどの計算対策無しで
これまでやってきた我が子は
予習シリーズでもしばしば
簡単な計算で
間違ってしまってガッカリ、、という
状態ですが

なんとか
あれっできるようになった!?
と思える日が来るよう
丁寧に途中計算を飛ばさず
書く練習を続けています。

間違い箇所が自覚できれば
むやみやたらな苦手意識は
生まれないのでは、
と希望をつなぎつつ
ニコニコを心がけて
こちらのサイトをまた
楽しみにしております。

投稿: ニコニコ | 2007年3月12日 (月曜日) 08時43分

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