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2007年6月 5日 (火曜日)

学習以前のこと。「正しい環境」とは。その1

少なくとも90%以上の子どものもともとの能力には大差なく、「正しい環境」を与えれば、その能力の伸びは無限大となる。
そう信じてやみません。
子どもの能力は(もちろん、人間の能力も)先天的なものよりも後天的なものの方が影響力があると思います。
子どもには、それこそ生まれたてに近いほど無限の可能性がある。

うーーん。
今日の話は重そうです。
いつもなら、ある程度の結論を持って書いているのですが、これは答えを持たないまま、書いています。
尻切れトンボになるかもしれませんが、学習法を語る前には必要な話かと思い、書き始めました。

「正しい環境」とは。

何が正しくて、何が間違いなのか、それは各家庭、各個人、価値観の違いがあるので一概には言えません。
しかし、子どもの潜在的な能力を引き出そうとするのなら、まず価値観を明確にしなければなりません。
医者の子が医者になり、政治家の子が政治家になりやすいのはその家庭環境によるものが多いと思います。
医者は医者の良き面を子どもに80%語り、20%悩む姿を見せる。そして、悩みの20%を子どもに託す。
政治家は政治家の使命を子どもに80%語り、20%悪い面を見せる。そして、その20%の改善を子どもに託す。

人が宗教にはまるのは価値観が明確であるからですね。
ある一定の基準(ものさし)があるので、深く悩むより先に解決してしまっていることが多い。
このときはこう、こうなったらこうすればよい、人は悩むのが苦しいので、それを救済してくれるものがあれば、それに飛びつきます。

子どもにとって、その子が小さければ小さいほど、ものさしは親です。
何が正しく、何が間違っているのか、それを子どもに示すのは、まず親であることが多いでしょう。

わが子にはこうなって欲しい。
まず、親が明確に示しましょう。
80%の幸せと、20%の不幸せを語りましょう。
そして、語りつつ、あとは子どもに任せましょう。

親が大事にしているもの、それを語れば子どもも大事にします。
三つ子の魂、百までですね。
しかし、子どもが20%の不幸せの方に目がいき、親が大事にするものを否定することがあれば、それも大事です。
まだ、子どもだと思い、お釈迦様になって子どもを手のひらの上で遊ばせましょう。
もし、それで手のひらから遠く飛び立つことがあっても、それはそれで、その子にとって成功ではないでしょうか。

やっぱり、尻切れっぽいですね。
続きは後日。

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