新予習シリーズのこと その3
8月ももうすぐ終わり。
夏期講習もあと数日を残すだけになりました。
勝負の夏。
しかし、この結果が出るのは10月くらいでしょうか。
さて今日は改訂途中の5年予習シリーズの話を少し。
ご存知の通り、今年の春から予習シリーズのカリキュラムが改変され、それに合わせてシリーズも改訂されています。
より万人に受け入れられるようにするため、
① 例題を基本部分から学習できるように増やした。
また、学習させたいもののやや難しいと思われる例題には★印をつけた。
② 演習問題集に「基本編」を作り、予習シリーズ基本編のかわりとした。
③ 5年1週2単元・6年1週1単元を、すべて1週2単元にもどした。
④ 単元の配置換えをして、学習しやすいようにした。
具体的には、重たい単元が重なっていたものを、重い単元には軽い単元とのセットにかえたり、1回分を2回分に振り分けたりしています。
上記のことは、今まで折にふれ、ご報告したと思いますが、今回は内容についてです。
旧来の予習シリーズの弱点として、ふつうに学習していると「図形」分野が弱くなることは「メルマガ」や「日記」で指摘させていただいたことがあると思います。
旧シリーズのカリキュラムでは、1学期前半から半ばでで「面積」を学習してから、立体などは出てくるものの、その後はほとんど図形にふれずに2学期後半で「合同と相似」に突入でした。
これでは弱くなって当たり前です。
しかし、新しいシリーズを見ると、「5年上」の最後に面積の応用(まとめ)が登場し、さらに「5年下」では、今までのカリでは6年上でいっぺんに出てきた「図形の移動」などがちりばめられています。
それはそれで大変になったのかもしれませんが、入試必出の単元は早めに学習させ、定着をはかった方が効果的ではあると言えます。
まだ、当然ながら「5年下」は使用していませんが、学習させる上での改善、工夫が考えられていることは好感が持てます。
それにしても例題が増えたり、図形が適当に配置されたり、と私が以前ホームページなどで指摘したことが改善されるのを見ると、どこかで四谷の出版関係の人が私の記事を読んでくれたのかなと思ったりしますが。
……まさかね。
誰でも感じていたことなのでしょう。
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コメント
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いつも興味深い話題をありがとうございます。
五年が大変と聞くので、心の準備(親の)になります。
見当違いのうるさい親にならないよう、
ほどよい距離と気分を保てるよう
努力しようと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: ニコニコ | 2007年8月27日 (月曜日) 09時31分
ニコニコさん。
書き込みありがとうございます。
また、質問・疑問などあればご遠慮なくお願いします。
投稿: 賛数仙人 | 2007年8月29日 (水曜日) 00時13分