焦れば焦るほど
11月になりました。
2月1日まで90日ほどです。
今月は、第3回合不合判定テストの他に学校別判定テストもあります。
四谷大塚の学校別判定テストは各学校とも1回だけしかありません。
しっかり結果を残して自信を持って受験を迎えたいですね。
やるべきことをしっかり日々やれているのなら、これからは「自信」が大事です。
ほとんどの子どもが初めての受験です。
どんなに良い成績を取っていても「合格」の2文字を見るまでは不安でしょう。
不安や弱気がないのならそれが一番です。
受験は、特に第一志望は、一発勝負が多いですから「心臓」が強い方がよいに決まっています。
塾のテストも会場テストも、本番の試験も飲まれることなく実力を発揮できるのなら、それは幸せです。
しかし、どうでしょう。
大半の子どもは本番に強いとは思っていません。
人間ですから、緊張も焦りもあるのが普通です。
誰でも緊張します。
それが大事であればあるほど、焦ります。
「焦るな、緊張するな」それは言われても無理なことです。
逆に、緊張すること、焦ることを前提として臨んだ方が無理がないと思いますが、どうでしょう。
「先生、テストになるとチョー緊張するんだけど」
よく聞きます。
その時はすかさず
「お、いいねえ、めちゃくちゃ緊張してこいよ。緊張しても取る子は取る。君も取る方にまわれよ」
「そう、うまくいくかなあ」
「いく、いく。やることやってんだろう。緊張の練習してこいよ」
弱い心臓を強くしろと言っても無理なことです。
弱い心臓なりに戦うことを勧めています。
弱い心臓を強くする方法は2つあります。
まずは何と言っても、勘違いでも「自信」を持つことです。
「自信」はふつう、ふだんの努力と結果の積み重ねから生み出されます。
もし未だにやるべきことをやっているにもかかわらず「自信」が得られていないなら、何らかの「きっかけ」が必要です。
自信を持つ「きっかけ」を見つけてあげること、親と講師の大事な使命かもしれません。
2つ目は「算数を楽しむ」ことです。
なかなか難しいですが、毎年何人かはいます。
算数を解くことが楽しくってしょうがない。
それが教室であろうと自宅であろうと関係ない、もちろん、みんなそうであったら自分もまわりも苦労はないのでしょうが。
「心臓」「自信」「きっかけ」「楽しむ」
どれも多少の心の余裕がないと難しいですね。
ここまできたら親はあせらず、余裕を持って、子どもを見守っていきましょう。
親が焦れば焦るほど、子どもも焦る、自信をなくす。
または、親が焦れば焦るほど、子どもはノホホン、無反応。
自信を持ち、楽しんで受験ができるように「きっかけ」探しをお勧めします。
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