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2008年3月30日 (日曜日)

塾講師の営業トーク その5

前回の続きです。

1. 子どもの実力に合わない高いレベルの授業では成績は伸びない。
2. 無理をして一からすべて教わらなければならないレベルの学校を志望しても合格は難しい。
3. 無理やり教え込むのは害毒。
4. 無理なレベルの授業を受けているのなら、牛後より鶏口、下位クラスに移るべき。
5. 塾に行かなくても自宅で勉強はできる。

今回は2から考えていきましょう。

……

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2. 無理をして一からすべて教わらなければならないレベルの学校を志望しても合格は難しい。

これは志望校と目指す時期によります。

受験まで2年くらい残っているのなら、可能性は無限大です。
仮に志望校判定を受けたとして偏差値が10や20に違っていても気にすることはありません。
そのかわり、綿密な学習計画を立て実行するべきでしょう。
それこそ塾講師の営業トークではない話を聞いて、学力を引き上げるために具体的に何が必要か知るべきです。
もちろん、偏差値、人気が高ければ高いほど、その壁を乗り越えるのは困難です。
無理をして一からすべて教わらなければならないレベルから早く脱却しなければなりません。
それには塾任せでは無理です。
そのうちわかるようになるのではないか、これが幻想に終わってしまっては悲惨な結末が待っています。
そういう子を見て、「無理なレベルの授業を受けているのなら、牛後より鶏口、下位クラスに移るべき」と言うのでしょうね。
無理なく受験させたいのであれば、これは間違っていません。

上位のクラスにいけばいくほど、要求が高くなるのは当然です。
四谷系の算数で言えば、下位クラスは「演習問題集(基本編)」や「計算と一行」を主として授業で教えているかもしれません。
逆に最上位クラスは、「計算と一行」や「予習シリーズ」は自宅演習用で、「演習問題集(応用編)」を主に教えているかも知れません。
クラスレベルに応じて教材を使い分ける、問題レベルを変えるのは当然です。

最上位クラスにいて、ついていけていない場合、何をするべきでしょう。

そう、家庭では「計算と一行」、シリーズの「基本問題」できれば「練習問題」を徹底的にやるべきです。
塾の課題はしかられない程度に後回しにしてもかまいません。
「計算と一行」、「基本問題」、これをしっかりやっている限り、基礎が抜けることはありません。そして、いつか授業が理解できるようになるはずです。
上位クラスにいる弊害は、ついていけていない場合、基礎が大きく抜けてしまうことです。
それを補う時間と余裕が取れれば、いつかついていけるようになるはずです。

そうでなければ、雑誌に書いてある通り、「鶏口となるとも牛後となるなかれ」がよいでしょう。

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