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2008年3月24日 (月曜日)

塾講師の営業トーク

電車の中吊り広告を見ていると「信じていいの?塾講師の言葉」なんてキャッチがあって気になり、ついその雑誌を買ってしまいました。
受験ブーム再燃のせいか、中学受験が雑誌でよく取り上げられるようになりました。

必殺の営業トーク「五年生からでは出遅れですね」

……

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塾も営利団体で利益を追求する会社ですから、多少の営業は仕方ありません。
でもそれに偏っているのは感心しません。
授業や研究そっちのけで、いかに生徒を取り込み、いかに生徒を辞めさせないか、そればっかりの塾は信用できません。
しかし、外から見ると意外にその判断はつきにくいのかもしれませんね。
このご時勢、生徒が辞めると言ってきて「どうぞどうぞ」と言うのはごく一部の大手だけでしょう。

さて、その雑誌に取り上げられていた必殺の営業トーク「五年生からでは出遅れですね」
これは難しいところです。
確かに早ければいいというわけではありません。
これは子どもの資質、成長状態、家庭環境によります。
立場を忘れ、「営業」を度外視すれば小学3年くらいまでは多少の基礎学力と学習習慣をつけていればよいと思います。
塾という気持ちよく作られた空間ではなく、外で遊びまわったり、友だちを作ったり、自分が好きなことに熱中したりと、外界のできるだけ多くの刺激を吸収するべきであると思います。
しかし、2教科受験全盛の頃は、子どもの資質によっては6年からでも通用しましたが、4教科受験が当たり前となった今では遅くとも最低5年生から(どの塾も2月開講が多いので4年の2月から)受験勉強を始めるのが無理がないでしょう。
仕組みとして、ほぼどの塾も5年、6年の2年間で受験に向けてのカリキュラムが組まれています。
最低でも5年生からは通わせようという塾業界の思惑はあるかもしれませんが、入試で要求されているレベルを考えると、例えば6年だけの1年間ではかなり無理があると言えます。
「受験の神様」(すでに懐かしいですね。DVDが発売されるようですが)の主人公の成功がもし現実なら、ドラマに描かれている以上の無理を強いた上での奇跡であったはずです。
いくら優秀な4教科の教師がつきっきりであったとしても、それまで受験勉強が「0」であったとしたら合格は至難の業です。
ただし、それは「受験の神様」の主人公が目指して合格したような難関校についての話です。
中堅校や中高一貫校についてはこの限りではありません。

では4年生はどうなのでしょう。
それは前に書いたとおり、子どもの資質、成長状態、家庭環境によります。
例えば「予習シリーズ」の場合、どの科目も5年生から本格的にカリキュラムが組まれています。
それをこなしていけば単元が抜けることがありません。
しかし、現状はそれがつらいのが実情です。
5年生からいきなり通塾して出てくる単元を理解し、課題をこなすことができる子どもは、もとからかなり優秀といえるでしょう。
そこで、準備段階として無理のない橋渡しとしての「予習シリーズ4年」があるわけです。

「五年生からでは出遅れですね」

よって、これは営業トークかどうかは微妙なラインです(現在、3年生くらいまでの子どもに向けてであれば話は別ですが)。
特に難関中学を目指す場合は「出遅れ」である可能性は高いといえます。
5年生から出遅れにならないためには、ある程度の計算力や漢字など語彙力を身につけ(これは小学校レベルでなく、塾レベルの、ですね)、社会での出来事や観察に興味を持てる環境でいる必要があります。
逆にそれができていれば5年生からでもじゅうぶんと言えます。

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