算数力の基礎チェック その6
計算が弱い子は算数が弱く、算数が弱い子のほとんどは、単位や途中に□がある計算が苦手です。
途中に□がある計算は、構造としては方程式と同じです。xのかわりに□が使われています。
しかし、だからといって、算数では移項や両辺を何倍などはしません。
すべて逆算で求めていきます。
基本は加減乗除ですから、たし算、ひき算、かけ算、わり算の逆算ができればいいわけです。
まず、たし算から見ていきましょう。
□+6=15
6+□=15
たし算の順番はかえていいので、たす数とたされる数は気にしなくても計算できます。これはあまり間違えません。
公式っぽく、
A+□=Bのとき、□=B-A
□+A=Bのとき、□=B-A
と書かれているものもありますが、すべて暗記でいこうとしたらたいへんです。
6をたしたら15になる数、6増えたら15になる数、と唱えて、自然に15-6と出てくるといいですね。
6+□=15の場合は、6にたすと15になる数、6から増やすと15になる数です。順番をかえてわかりやすい方で考えてもよいでしょう。
次はかけ算です。
6×□=42
□×6=42
かけ算も順番をかえてよいので、これもあまり間違えません。
6にかけると42になる数、6をかけると42になる数、6となにかで42、唱えます。
□は42÷6=7です。
さて、ひき算とわり算、これが間違いやすいのですね。
……
次回に続きます。
今回のチェック問題をかわりに書いておきましょう。
すべて暗算でできるのが望ましいですね。
24+□=51
□+38=111
□×7=119
6×□=144
□×15=120
18×□=126
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