算数力の基礎チェック その15
「単位あたりの量」とは、片方の量を1あたりでそろえることによって、2つの量の組み合わせを比べやすくすることでした。
2つの量のうち、どちらを「1」とするのかは、どちらを「1」にした方がわかりやすいのかで決まります。
どちらが速いかを考えたいときは、同じ時間でどれだけの距離を進むのかで比べます。
よって、速さの公式は、時間を1単位として「道のり÷時間」です。
「えんぴつは12本で720円です」
これはえんぴつ1本を単位として、1本で(720÷12=)60円を考えます。
1本あたりの値段は「金額÷本数」です。
「人口密度」では、どれだけ人が密集しているかを考えるので、面積を1単位とします。
よって、人口密度は「人口÷面積」です。
速さの問題で、たまに道のりを単位とする問題や解法があります。
はじめて見るとびっくりするかもしれませんが、慣れると意外に使いやすい。
(問題)
A地からB峠まで1kmあたり15分で上り、そのままB峠からA地まで1kmあたり10分で下ったところ、往復でちょうど2時間30分かかりました。A地からB峠までの道のりは何kmですか。
1kmあたり15分は、4kmで60分なので、時速4km、1kmあたり10分は、6kmで60分なので時速6kmとふつうの速さに直して考えてもかまいません。しかし、この場合はこのまま考えるのがよいでしょう。
1kmを上って下ると(15+10=)25分かかります。往復で(2時間30分=)150分かかっているので、求める道のりは(150÷25=)6kmです。
扱いやすい「単位あたりの量」をおさえて考えましょう。
« 82 | トップページ | たけしのコマ大数学科 その3 »
「学習」カテゴリの記事
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その15(2016.10.14)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その14(2016.10.11)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その13(2016.10.09)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その12(2016.10.04)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その11(2016.09.28)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 算数力の基礎チェック その15:
» おすすめのヘアスタイル国立成人式情報を案内/ビューティーきれいナビ [ヘアスタイル国立成人式についてのオススメ情報です]
なんとヘアスタイル国立成人式の情報をお探しのかたへ。 [続きを読む]
コメント