算数力の基礎チェック その20
毎日のように書店でチェックする賛数仙人です。
学参を置いてある書店には、2さつ程度入っています。多いところでは5、6さつありました。
置いてあるかどうかの心配から、売れているのかどうかの心配に変わってきました。
約数の続きを。
……
と、こちらも、応援のクリック↓をいただけるとたいへんうれしく思います。中学受験ブログでは、役に立つ情報もいっぱいです。
(問題1)
50個のりんごがあります。このりんごを同じ個数ずつ何人かの子どもに分けると8個だけあまりました。りんごは1人2個以上配ったものとして、考えられる子どもの人数をすべて求めなさい。
あまりがあると問題の難度がやや上がります。
意味を考えない子どもは、あまりの8個をたすのかひくのか判断がつきません。
このような問題ではきちんと配ることができた個数を考えます。
6個あまったので、子どもたちにきちんと配れた個数は(50-8=)42個です。
子どもの人数は42の約数とわかります。しかし、8個あまっているので、子どもの人数は8人より多いことがわかります。
42の約数は1、2、3、6、7、14、21、42で、この中で8より大きい数は14、21、42です。
しかし、42人では配ったりんごの個数は1人1個になります。
よって、子どもの人数は14人、または21人です。
AをわるとBあまる数は、「(A-B)の約数で、Bより大きい数」です。
よく出る問題なので、もう少し問題を。
(問題2)
ある数で、75をわると3あまり、115をわると7あまります。ある数の中で最も小さい数を求めなさい。
(75-3=)72の約数で3より大きく、(115-7=)108の約数で7より大きい数なので、72、108の公約数で、7より大きい数です。
72、108の最大公約数は36です。
36の約数 1、2、3、4、6、9、12、18、36のうち、7より大きい数は9、12、18、36。さらにこの中で最も小さい数は9です。
数の問題は好き嫌いがよりはっきりと出る単元です。また、偏差値の高い学校ほど出題率は高く、難しい問題を出してきます。
ぜひとも得意にして欲しいところです。
« [お知らせ] メルマガ5年上17回・18回 | トップページ | 夏の準備(4年生) »
「学習」カテゴリの記事
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その15(2016.10.14)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その14(2016.10.11)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その13(2016.10.09)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その12(2016.10.04)
- 自宅で我が子に算数を教える方のために その11(2016.09.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント