負け損なう
お盆休みは親戚のところで数日お世話になります。
飲んで食べて、夜は親戚の子どものためにホーム花火大会が恒例です。
そして、今年は昨年に続き、酔っ払い仙人が親戚の子どもに算数ではなくオセロの指導。
……
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この子は今年まだ小学3年生です。
昨年の盆に会ったとき、オセロを覚えたということで、酔っ払いつつオセロを数局やりました。
2年生くらいでは仕方がないのでしょうが、そのときはルールが何とかわかっている程度でした。
オセロに慣れていない人にはありがちですが、石を置いたとき、斜めのラインなどひっくり返るのがわからなかったりしていました。序盤では置いていけない場所(置けばすぐに負けてしまう場所、角の斜め前など)に教えてもすぐ置いてしまいます。
終わったあと、コツを教えるのですが、まったく効果はありませんでした。
ところが今年、まったく違っていました。
まだまだ上手とはいえませんが、明らかにおかしいところには打たなくなっていました。
4隅にハンディーをあげたのですが、なかなか手ごわくたまにやや長考しなければなりませんでした。
1回終わった後、結果は思った以上に私の圧勝でした。予想よりも強くなっていたので、その分、手を抜けませんでした。中盤まではよい勝負でした。
「もう1回やったら勝てるかもしれないよ」
2回目は負けてあげるつもりでそう言いました。
ところが途中で逆に読み損なって、負け損なってしまいました。わざと間違うのはなかなか難しいものです。
感心したのは、2回目が終わった後の態度です。
どこで失敗したのか、次に勝つためにどういう風にすればよいのか、酔っ払い仙人が教えると、正座で集中して聞いていました。負けたあとにきちんと指導を聞くとは感心です。人の話をちゃんと聞けるだけでも大進歩です。残念ながら相手は酔っ払いですが。
聞くところによると、「ヒカルの碁」に影響され、碁会所に数回、囲碁を習いに行ったようです。
そこでそういう姿勢を習ったのでしょうか。
「来年は勝てるよ」
来年は負け損なう必要もない気がします。
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コメント
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3年生・・・男の子ですか?
・・うちの3年ボーズはオセロ将棋囲碁トランプその他ボードゲーム、、、カルタも、、
負けたら大騒ぎ。近所の子によるとサッカーでもそうらしいですね。
負けてからきちんと話を聞く、って素晴らしいです。そんな風にいつかなってくれるといいな。。まあ健康だからいいとするか、と弱気に考えつつ、今朝も計算漢字だけは死守させました。夏休み、「ふう・・」です。
投稿: ニコニコ | 2008年8月19日 (火曜日) 09時10分
男の子です。
たまに会う大人のくせに負けてくれないので、逆に緊張していたのかもしれません(笑)
ほっておけばただ奇声を発して走り回っている子どもです。
負けず嫌いも成績向上のための能力ですね。
へこたれずにとにかく勝とうという気持ちも大事にしてあげたいものです。
その上で、次に負けないようにする分析や工夫ができると無敵ですね。
投稿: 賛数仙人 | 2008年8月20日 (水曜日) 00時09分