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2010年4月

2010年4月29日 (木曜日)

GW特訓

ゴールデンウィーク始まりますね。
一昔前までは記憶の限りではゴールデンウィーク特訓なんてなかったです。全国の塾を調べているわけではないのでわかりませんが、大手もやり始めたのは知っている限りここ数年、少なくとも10年前はなかったように思います。
走りはサピックスでしょうか。四谷大塚もありますね。
塾講師の1年のサイクルで言えば、休みの実感があるのはゴールデンウィークあたりです。受験が終わる2、3月は新規入塾生の獲得で忙しく、盆休みはありますが夏期講習でクタクタです。正月は入試直前で、正月特訓は塾講師を始める前からありました。
ゴールデンウィーク特訓!
講師も子どもも休みなしになってしまいました。
年間を通して、休みが少なくなりました。時間の流れが速くなりました。
とはいえ、開塾してから早や40日、1日も休まずやっています。ゴールデンウィークは久々の休日にして休みます。
でも、ちょっと心配な子がいるので、何日か開けようかな。

2010年4月28日 (水曜日)

塾の授業

塾の授業は厳密なルール、マニュアル、研修によってカラーを統一しているところもあれば、各講師の力量、やり方に基本的には任せて自由なところもあります。
前者は当たり外れは少ないですが、場合によっては面白みがないかもしれません。面白みがないというのは、講師側にとって自分の工夫が必要がない(たとえば自分のクラス、生徒に最適な授業方法を考えるとかプリントを作るとか)ということもそうですが、生徒にとっても新鮮味がなく、講師の刺激によって爆発的にできるようになる(逆もある)ことが少ないかもしれません。これは伸びないということではなく、どの先生にあたってもそれほど伸びの変化に変わりがないということです。
後者は、目の前に悩む生徒がいたとしてその対処法は講師自ら考え、必要と思うことができます。もちろんそれは方法も効果も当たり外れが激しくあります。新人だったり、あまり考えない人であったりするとむしろマニュアルやルールがあった方がよいに決まっています。
大学病院がよいか、町の名医がよいか(この例え、あっているのかなあ。違う気もしますね)、デパ地下の高級和菓子がよいか、町の老舗がよいか(これも町の名店がデパ地下に入っているかもしれませんね)、カップラーメンがよいか、袋に入ったインスタントラーメンがよいか(意味が分からなくなりますね、手を加える余地のことか)。
塾の授業とシステムを見極め、子どもの学力を引き出す塾を探しましょう。

2010年4月27日 (火曜日)

SAPIX+賛数仙人

サピックス生に授業をするようになってしばらく経ちました。
校舎やコースによって違いはあるのでしょうが、四谷大塚系とはまた違う生徒を見て新鮮な気持ちです。サピックスはおもしろい、いや本当に思います。
今来てくれている子どもたちは総じて真面目です。その中でも特にサピックスの6年生は、算数に関して真面目です。
悪く言うと余裕がない、よく言えば受験生モード全開ですね。四谷の組分けよりも頻繁にあるらしいコース分けのせいでしょうか。毎週毎週襲いかかる(算数が苦手な子にとってはそうなのでしょう)難問のせいでしょうか(しかし、一問一問見ていくとこれはまだ大半は難問でなく、そう見えるのはカリキュラムの早さと量によるところが多いでしょう)。予習シリーズ系のほうが悪く言うとノホホンと、よく言えば余裕満点です。もっとも四谷系もGW明けには組分けテストがありますね。
塾のカラーなのでしょうか。四谷系でも、ワ○ア○はもっと気合が入っているのでしょうか。もう鉢巻しているのでしょうか。
サピックス生で感心するのは、目の前の問題を何とか解きたい、わかりたい、という気持ちが伝わってくることです。もちろんそれが全員ではないのでしょうが、少なくとも今通ってきてくれている子はそうです。
真面目とはその問題に対する取り組み方のことです。
予習シリーズ生もそれは塾や組で様々でしょうが、大半はわからなければ習えばいいやといった感じが強かったように思います。こちらもああこれはわからないね、どれどれ教えてやろう、って感じだったように思います。
サピックス生と今までの予習シリーズ生とは、こちらのヒントの出し方の大小、タイミングが違います。
どちらが良い悪いはありません。
生徒の伸ばし方はいろいろあります。道は違っても目標地点は同じです。
サピックスの教材を見て、ああここはひっかるだろうなあ、難しいだろうなあ、できたらすごいなあ、そんなところをあらかじめ考え、授業ではそっと子どもの背中を指で押す感じです。
すると子供は猛ダッシュ、止まったところでやや待って、またチョンと指で押す、ダッシュ、この繰り返しです。
ちなみに四谷系では指ではなく手で押している感じです。さあ走ってこいと、一緒に歩こうかの違いでしょうか。この感じわかってもらえたでしょうか。
サピックス系にしろ、四谷系にしろ、押す場所は同じです。場所を間違えれば動きません。
サピックス生がダッシュするポイント、つかめてきましたよ。解けた!と喜ぶ顔、これは至福です。
SAPIX+賛数仙人、これって最強じゃないかと自画自賛です。


2010年4月24日 (土曜日)

小5の夏に差をつける 算数の重要ポイント 5年(上) もうすぐ発売

賛数仙人の教え6「難関中学に合格する!!小5の夏に差をつける 算数の重要ポイント 5年(上)」の予約が、Amazonや楽天などで、まだ表紙の写真はありませんが、始まりました。以前にも書きましたが四谷大塚の予習シリーズで学習している皆さんにはぜひお勧めです。

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Book難関中学に合格する!!小5の夏に差をつける 算数の重要ポイント 5年(上)

著者:井上慶一
販売元:エール出版社
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難関中学に合格する!!小5の夏に差をつける 算数の重要ポイント 5年(上)

著者名は賛数仙人ではなく、本名です。
よろしくお願いします。

2010年4月23日 (金曜日)

104

もうすぐ5月だというのに何だか寒い1日でした。

久しぶりに数のイメージの続きです。最後に書いたのは103でした。ということで104。

104は合成数(2×2×2×13)です。
約数は1、2、4、8、13、26、52、104の8個で、その和は((1+2+4+8)×(1+13)=)210です。

 104
=1+4+8+13+26+52(104の約数だけの和)

 104
=8+32+64
=2×2×2+2×2×2×2×2+2×2×2×2×2×2
(つまり2進数では1101000)

 104
=4+100
=2×2+10×10
直角をはさむ2辺の長さが2、10の直角三角形4枚で囲んでできる正方形の面積は104。

 104
=8×13
=8+8+8+8+8+8+8+8+8+8+8+8+8
=2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13+14
三角数に「1」足りない。
 104
=13×8
=(6+7)×8
=6+6+6+6+6+6+6+6+7+7+7+7+7+7+7+7
=-1+0+1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13+14
=2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13+14

104を2つの素数の和で。
 104
=3+101
=7+97
=11+83
=31+73
=37+67
=43+61


2010年4月22日 (木曜日)

サピックスはおもしろい その2

SAPIXの教材はおもしろいですね。SAPIXの生徒を直接見るようになり、研究してみると新たな発見も多いです。
当たり障りのないところをいうと1学期ということもあるとは思いますが、時期の早さ(カリキュラムの早さ)はありますが、よく見ると一問一問はそう難問ばかりではありません。学習する単元にもよりますが、多くても4割、少ないときは例題にして1,2問です(とはいえ私から見ると典型問題でしょうが、やっている子どもには初物で難問に見えるでしょう)。進学塾系のカリキュラムは早く、夏前には全単元をひと通り回し、夏以降はもう一度全単元をやり直すのが普通です。しかし、研究した結果によるとSAPIXはそれ以上です。言ってみれば超過密なスパイラルカリキュラムです。
親切なのか、それともその真逆なのか、回転が速いので、途中から始めやすいですが、またスピンアウトというか、アウトドロップというか、弾き飛ばされる方も多いでしょう。このらせんの中にうまくはまれば効果絶大、あの実績もうなずけます。ところが飛ばされる方になると何も残らないことになるのでしょう。
これはしかし、本当の古く良き塾のあるべき姿なのかもしれません。
教材、カリキュラム、指導に自信を持っています。
昔の塾と言えば、今ほどサービス産業、お客様感覚ではなく、より君が多くを望むのなら教えましょう、学びたい者は来なさい、教えます、それが欲するものでは無ければ門をたたくことはない、こちらから無理に頼むものでもないです。
たぶん多くの塾の営業イロハでは一番は退塾率を減らそうです。顧客を逃がさないこと、それに躍起です。行っている塾に主張を通そうと思えば(それがいいことかどうかはわかりませんが)「やめようと思っているのですが」、これが一番効きます(こんなことを書けるのは個人塾の強みですね)。営業本位の塾ほど無理な約束までしてくれるでしょう。しかし、SAPIXはたぶん、ああそうですか、では他所で頑張ってください。でしょうね。
うーん、やっぱりSAPIXはおもしろい。

2010年4月21日 (水曜日)

読解力がない その4

本を読むには本との会話能力が必要です。
そこまでいかなくとも、聞き上手にならなければなりません。相手の言わんとするところを正しく理解する、これがまず第一です。その上で読み取ったものに自分の意見なり評価を加える、当たり前のようですがなかなか難しいところです。
本との会話能力を支える、もっとも基礎的な部分が漢字、語句、慣用句です。
書いてある内容を理解するためには、大人でも少なくとも7割以上は知っている言語で書かれていないと厳しいでしょう。正しく読み取るには9割以上が必要かもしれません。
漢字、語句、慣用句が疎かになっていると、文章は戦時中の検閲された文(テレビなどでしか知りませんが)のように塗りつぶされたものになります。読解の前に暗号解読ですね。内容理解以前の問題です。
読解には相手の言葉を理解するアイテムは欠かせません。
さらに言えば、大人にとっては当たり前のこと、たとえばコロンブスの卵など、難しい言葉は使っていないけれども背景がある言葉は盲点になります。しかしこれは鍛えようがありませんね。普段の会話や興味で養われていくものです。一方的ではない会話や経験から、つかんでいくしかなさそうです。

本を読み、理解するためには作者が想定する読者のレベルにならなければなりません。知にせよ情にせよ作者は何かメッセージを発しているわけで、そのメッセージの先には想定される読者がいます。
想定される読者のレベルに達していないとメッセージを受け取ることが難しくなります。
何はともあれ、漢字、語句、慣用句の習得が第一です。そこから広がる言葉の背景は、本を読んだり、生きていく上での体験や経験をもとにして肉付けされて自分の言葉となるのでしょうから。

数年越しの「読解力がない」でした。きっと他に何か伝えたいことが当時はあったのだと思いますが、ついに浮かばず、これも中途半端で終わった気がしています。専門外のことは難しいですね。
しかし、これはこれで終わりにします。

2010年4月20日 (火曜日)

忘れていました。「読解力がない」が記憶にない

昨年、ブログをさぼる前に、「読解力がない」という記事を書きました。
その3まで書いて、まだ続きます、としたのですが、その後、その続きを書くのを忘れていました。
ブログなどの記事を書くとき、しかも特に長いものは、何か伝えたいフレーズがあり、そこに向かって書くことが多いのですが、それも思い出せません。自分でももう一度読み、思い出したいと思います。
前に書いた3回分、以下に再掲します。

「読解力がない」

面談などをしていると、よく出てくる話題が「うちの子どもは読解力が弱い」です。
3軒に2軒は大げさかもしれませんが、2軒に1軒は聞くような気がします。

私が知る限りで最強の英語講師は、かつてこう言い放ちました。
「英語なんて馬鹿でも天才的に出来るようにさせられるんだよ。だって、英単語と文法を憶えるだけでいいんだから」
それだけでもないのでしょうが、彼の英語の伸ばし方は圧倒的でした。
同じクラスで、数学で組んでいるとき、彼の伸ばす英語の偏差値に、数学の偏差値を近づけるのにはなかなか苦労しました。大きな模試のクラスの科目別偏差値平均では、3回に1回くらいしか勝てなかったと思います。
そんな中でも、たまに数学だけ得意な子がいましたが、決まって英語講師の彼いわく「宿題をサボる適当な子」でした。私から見れば数学が出来るセンスのよい子でしたが。

まったく関係のない話から始まってしまいました。
しかし、専門外ではありますが、私の読解力のとらえ方、伸ばし方の話です。

教科に関係なく、問題を解く上で、読解力は大事です。
問題を解く第一歩は、問題を読み、問題を把握することから始まります。
何を聞かれているかわからなければ、もちろん、解答のしようがありません。

しかし、問題にもいろいろなレベルがあるように、必要な読解力にもレベルがあります。

算数や数学に限って言うと、よほどの長文でなければ、それぞれのパターン問題を見慣れる、解きなれることによって、ああ、この問題はこれを答えればよいのだなと判断がつきます。

私が出会った子どものテスト珍答集の中で、
「6%の食塩水200gと12%の食塩水100gを混ぜると何%の食塩水ができますか」
との問題の解答で
「できます」
というのがありました。
しかし、これも読解力がつくのを待たずに、同じような問題を解きこなすことによってすぐ解決しました。読解力がないというより、食塩水の問題に慣れていなかったのです。

小学校レベルで、普通に文を読める子どもであれば、算数や数学は問題を練習する過程で自然に聞かれている内容を把握していくものです。算数数学の問い自体はそれほど複雑な文章ではありませんから。

算数や数学が伸びなくて悩んでいる子どものほとんどは計算力不足であることは再三再四、ブログや本の中で語ってきました。
やれ文章題が苦手、やれケアレスミスが多い、そういった悩みのもとにあるのは計算力不足です。
受験に必要とされるあらゆる計算は、かけ算九九がそうであるように、自然と手が動き、頭は使っている自覚がないくらいにするべきです。
問題を解いているときの計算は、問題を解くためのリズムを取っている感じが望ましい。
計算に神経がいくために、読み損なったり、ケアレスミスをしたりすることが多いのです。解くリズムが狂っているわけです。計算自体間違っているとしたら、これはもう第一は計算力アップです。
国語の読解力も同じです。
本を読ませることも大事ですが、それ以前に、漢字や語句の習得をするべきです。
読解ができないのは、子どもが思っている以上に言葉を知らないことに注目すべきです。
特に、中学入試の場合は、物語文もありますが、大人の言葉、または活字の言葉(話し言葉ではなかなか出てこない語句を指しています)で書かれた文を読まされます。扱われている文章は、専門外ですが、高校入試とそれほど大差ないのではないでしょうか。

今度は本当に続けます。きっと。

2010年4月17日 (土曜日)

看板

今日は本当に寒かったですね。具合が悪くなる方も多いのではないでしょうか。

生徒もだんだん増えてきて忙しくなってきました。通ってきてくれる生徒に感謝です。通学に1時間近くかかる子も結構いて頭が下がります。一生懸命教えたいと思います。
「ここに本当にあるのか、心配でした」
塾の場所の話です。塾の入っているビルはわかりやすいのですが、入り口は道を回り込んだところにあります。さらに入り口(エントランスでいいのでしょうか)にはAMPの看板がありません。入り口1階のエレベーターと管理人室、郵便受けなどがあるところに各階、各部屋の案内表示があり、郵便受けの名前を除けば、それが唯一の看板です。その面積は30平方センチメートル(間違いではありまえん。㎝です)ほど、これを見てくる人はいないだろうなあ。しかし、今は目立っています。頼んでもうすぐ1か月になるのですが、未だに手書きです。手書きの案内はさすがにうちだけなので、よく見ると目立ちます。よく見るとですが。
看板のない塾、派手な広告や宣伝がない塾、それもいいかと思います。インターネットなど見ない方もいるので、ちょっとだけ新聞広告くらいはした方がよいかなと思いますが。
私の本を読んできてくれた方や、ブログを見てきてくれた方、昔から知っている保護者のようです。ある方はブログと本で前から知っていましたが、まさか教えていただけるとは思いませんでした。また、ある方は本を読んでいたので、通える範囲で習えるのは運命だと言っていただきました。新しく来た生徒たちもきっとそうなります。早く行っていれば、知っていればよかった、そんな塾です。
この塾の良さをもっと理解してもらえるようにしたいと思います。
看板は生徒であり、授業です。
良い看板にするように、がんばります。

2010年4月16日 (金曜日)

第1回合不合判定予備テスト(2010)の結果

先日の合不合の結果が出ました。
算数の平均点は男子82.9点、女子74.4点、予想より男子は1点、女子は3.6点下でした。

問題別の結果は以下の通りです。左が先日の私の予想、右側が実際の結果(男子)です。

1 (1)90%→94 (2) 80%→ 80 (3) 80%→ 74
計算はほぼ予想通り。
2 (1) 90%→ 80 (2) 90%→ 85 (3) 80%→ 74
  (4) 70%→ 75  (5) 70%→ 70 (6) 70%→ 42
円すいの表面積は大外れでした。ノーチェックだったのでしょうか。忘れている子が多かったのでしょう。
  (7) 60%→ 61 (8) 40%→ 26
先日話題にした(8)は思った以上に出来が悪いですね。しかし、この問題以降、その出来の悪さを引きずっているように見えないところが逆に意外です。
3 (1) 90%→ 90 (2) 50%→ 72
(2)はいわゆるいもづる算、予想より良いのは解き方を忘れていても、根性で求めた子が多く当てやすかったのでしょう。
4 (1) 70%→ 76 (2) 50%→ 63
食塩水の問題です。受験生を馬鹿にしていました。ごめんなさい。忘れていると思いましたが、きっと春期講習でがんばったのですね。
5 (1) 60%→ 78 (2) 30%→ 54
N進法の基本問題です。苦手な子が多いはずのところですが、これもがんばればできる問題でした。特筆すべきは女子の(2)の得点率、男子と大きく離れて37%! 女子はN進法を捨てている子が多いのでしょうか。
6 (1) 60%→ 70 (2) 30%→ 25
分数の数列、よくある規則性の問題です。これもわからなければ書くとできました。
7 (1) 50%→ 50 (2) 30%→ 6
相似形と面積比の問題です。(2)の面積比、できていないですね。ぜひ私の本(賛数仙人の教え3)でがんばって欲しいです(笑)。
8 (1) 50%→ 30 (2) 20%→ 1
正三角形の辺上を動く点の移動の問題、予想以上に悪い。(2)はほとんどの受験生ができていないのですね。驚き。100人に1人の問題かなあ。
9 (1) 20%→ 9  (2) 10%→ 0
これはこんなものでしょう。しかし、やはり(2)はほとんど合っていません。まだ数える系は練習不足なのでしょう。
0.4%って、全国で何人合っているのでしょう。

以上、私の予想と実際の正答率にコメントをつけてみました。今までも同じようなことをほぼ毎回していたのですが、組織に所属していたため、このようなことは書いていませんでした。しかし、今は個人塾、気楽に勝手なことを書いています。少しでもご参考になればと思います。
これと子どもの答案を突き合わせてみれば今後の課題が見えてくるかもしれません。

2010年4月15日 (木曜日)

人が失敗したとき

人が失敗したとき。
関係ない人は笑い、馬鹿にする。
憎んでいる人はほら見たことかとさげずみ、喜ぶ。
近く優しい人は心配し、必要と感じれば手を差し伸べる。
近く厳しい人は戒め、諭す。

今日(日付としては昨日ですが)教えていて思いました。
出来たばかりの塾なので新入塾生が多いのですが、ある子どもが「あ、間違えた。きっとどなられる」なんだそれ。
態度は決して誉められる子どもではありません。態度についてよく注意します。
姿勢を正しく。ここは注意して聞きなさい。
私が叱るのは態度や姿勢だけです。それができていないと身になるものもなりません。
その子曰く、前の塾で算数の問題ができなくて何度もどなられたとのこと。どなられるのが嫌でやめてここに来たようです。もっともそういう態度の子ですから先生に目をつけられていたのでしょうが。
ここでは問題を解いて間違えても叱ることはない、むしろ間違えることのほうが大事です、わからなかったり間違えに気が付いたときはどんどん言いなさい、先生が叱るのはけじめをつけられないとき、真剣に人が話をしているときに人の話を聞かないときだけです、そんな話をしました。
子どもだけでなく、人が失敗したとき、笑ったりどなったりしたくはありません。
話をしつつ、この記事のはじめのことを思いました。脈略があまりないかもしれませんが。

2010年4月14日 (水曜日)

小5の夏に差をつける算数の重要ポイント 5年(上)

新しい本のタイトルがやっと決まりました。
「小5の夏に差をつける算数の重要ポイント 5年(上)」です。
今は校正も終わり、表紙の見本待ちです。

内容は、
パート1:5年1学期の算数の学習内容と目標
……5 年の1 学期に学習する内容や目標を説明しています。
パート2:単元別詳細マニュアル
……予習シリーズ算数のカリキュラムを基準にして各単元ごとに学習のねらいとポイント、参考問題を入れました。独自の単元立てにしてもよかったのですが、たぶん塾の算数カリキュラムとしては今やもっともポピュラーかと思い、シリーズに合わせました。予習シリーズを使っていない場合も、カリキュラムの早い遅い、単元の多少の前後ですむかと思います。
パート3:算数ミニ講座
……5年1学期に学習する単元のミニ講座です。

きっと皆さんのお役にたてる1さつになっていると思います。6さつ目は本名での著書となります。タイトルに「賛数仙人の教え」は入っていますが。見逃さないでくださいね。
また、新しい賛数仙人のイラストが入りました。描いてくれたAさん、ありがとう!

2010年4月13日 (火曜日)

さて合不合判定予備テストは? その2

昨日の合不合判定予備テスト解きました。
それぞれの問題の正答率予想を立て、男子の平均点予想をしてみると86.4点、昨日のアバウトな予想より少し高くなりました。女子は例年、男子の平均点より5点から10点低いので、78点くらいになります。

以下がその正答率予想です。一般受験者を想定して考えました。
あくまでも半分遊びで出した予想正答率ですので、当然、正式発表のものではありません。ご注意を。

1 (1) 90%  (2) 80%  (3) 80%
2 (1) 90%  (2) 90%  (3) 80%  (4) 70%
(5) 70%  (6) 70%  (7) 60%  (8) 40%
3 (1) 90%  (2) 50%
4 (1) 70%  (2) 50%
5 (1) 60%  (2) 30%
6 (1) 60%  (2) 30%
7 (1) 50%  (2) 30%
8 (1) 50%  (2) 20%
9 (1) 20%  (2) 10%

これにそれぞれ配点をかけて合計すると86.4点、当たっているでしょうか。この時期の生徒の仕上がり度によりますね。本当はこれより1,2点低くなると思います。
すると昨日の予想と同じ。男子84点、女子78点、これが妥当かなあ。

2010年4月12日 (月曜日)

さて合不合判定予備テストは?

合不合判定予備テストいかがでしたか。SAPIXの6年生諸君はマンスリーテストでしたね。
夕方は少し雨気味になりましたが、テストには春の温かく気持ちの良い天気で臨めたのではないでしょうか。

合不合判定予備テストを受験した生徒にテストを見せてもらいました。ひと通り目を通し、少し説明をしてあげた程度で、詳細な分析はまだしていませんが、難易度は例年並みでしょう。とすると、平均は80点前後でしょうが、この時期なので典型的な問題も多く、もう少し上になりそうです。84点くらい位かな。
大問1は計算3題、大問2は一行問題がいつも通り8題出題されていました。気になったのが大問2の最後の仕事算の問題、パターン問題ではありますが一行問題にしては問題文が長く、その前まで気持ちよく解いていた生徒もここで手が止まってしまったかもしれません。同種問題をやっていたかどうかで差がついていそうです。逆にここを気持ちよく通過していれば、またしばらくは見たことがある問題ばかり並んでいますから、高得点が期待できそうです。
9月からの合不合と違い、問題数も25問と少ないので、1問ミスすると6点なくなります。
1枚目の表裏の間違い具合、これが今後の学習の課題です。点数よりも課題探しの時期です。1枚目がしっかりできていれば、ふだんの学習が正しい証拠、自信を持って前に進みましょう。

2010年4月10日 (土曜日)

第1回合不合判定予備テスト(2010)

東京はまだ寒いというのに、もう合不合判定予備テストが日曜日にありますね。今年も早いものです。
受験生の皆さん、がんばってください。
例年通りなら、算数は1問6点で25問、150点満点です。平均点は80点前後が多いので、14問で偏差値50をクリア、17問か18問以上正解で偏差値60をクリアとなるでしょう。
形式も例年通りなら、B4サイズの紙2枚がホッチキスでとめられ、表裏に問題があります。この2枚中、1枚目の裏表がまず勝負の分かれ目です。
計算、一行小問、基本問題と並んでいます。1枚目の表裏で15問程度、ここでミスをしないことが高得点への道です。
もちろん今から点数や偏差値にこだわることはありません。むしろ現状の把握と今後の課題を見つける程度と考えてよいでしょう。勝負は始まっていますが、現状でよくても悪くても、実際の力が固まり、本当の志望校を考え、決定するのは夏以降になります。また、今と秋では自分もまわりも状況が全く変わります。
でも点数がよいに越したことはありませんね。
受験生の皆さん、がんばって今後の励みになるように。

2010年4月 8日 (木曜日)

SAPIXはおもしろい

サピックスコースを作ったので、サピックス、SAPIX?(どちらが正式なのでしょう? って調べればわかりそうですが)研究しています。やっぱりサピックスはおもしろいですね。
久しぶりに教材を研究してみると、ああなるほど、こういう流れか、ここまでのレベルをこの時期に要求するのか、発見があります。問題選びも時間かけているのだろうなと思います。
予習シリーズも子どもにとって、決して易しい(優しい?)作りとは言えませんが、サピックスのそれはカリキュラムの速さもあり、その上をいっています。予習シリーズ系と違うのは、反復問題の多さでしょう。時間、学力、体力、気力さえあれば定着しすぎるほど何度も解ける仕組みになっています。時間、学力、体力、気力があれば、ですが。
この仕組みだと、学習の仕方で差がつきます。うまく波に乗ればよいですが、そうでなければ普通は押しつぶされます。特にこれは算数だけの話でもないでしょうから4科目ともなれば4乗の苦しさでしょう。
αコースでも算数がやや苦手だと苦しそうですが、中位以下ではもっと注意が必要です。いやシャレでなく。学習にポイントというか、アクセントというか、取捨選択というか、何らかの上手に波に乗れる方法を取り入れないと、いつの間にか流され、とんでもないところに不時着しそうです。それは私が教材を見ておもしろいと思うのですから、ある意味、マニアックなところもあり、それを子どもがおもしろいと思うかどうかは別の問題です。6年2学期はコース別に別れ、教材も多々でしょうが、それまでは明らかにさあこれをこなしてごらん、筑駒、開成、麻布、桜蔭、女子学院、雙葉、フェリスなどなど、どこでもより取り見取りだよ、って感じでしょう。6年1学期までは全員に超難関を目指させるわけです。つまり、超難関へのこれが試金石であり、その結果を問うのがマンスリー、組分けテストになるわけです。
とすると、逆に、やはり組をできるだけ上げるのが6年1学期までの目標といえそうです。上がり調子だとそれが続く限りうまくいき、そうでなければ基礎基本からできない「不時着君」(失礼、勝手にあだ名つけちゃいました)になりそうです。予習シリーズも使い方次第のところが多いですが、それ以上にサピックスも使い方次第と言えそうです。サピックスだけの教材でなく、それを理解するための別のものもあったほうがよさそうです。

来たれ、サピックス生諸君、自信を持って指導し、必ずや算数で組を上げますよ。最後は宣伝でした。

2010年4月 7日 (水曜日)

6さつ目の本

「賛数仙人の教え6」の発売が決定しました。タイトルはまだ決まっていませんが、今回は1さつ目の「算数脳の鍛え方」の続編です。以前、お知らせした通り、この本から本名で出します。「賛数仙人の教え6」と入りますので、見逃さないでくださいね。
内容はより具体的なものにしようと、単元別の学習の仕方にこだわりました。残念ながらページ数と単元数の関係があり、主に5年1学期までの内容になっています。しかし少なくとも受験算数向けのマニュアル本としては、今までにない詳しい学習マニュアルになっています。特に予習シリーズで学習している方は必見です。早ければ4月末の前後、遅くとも5月中旬までには本屋さんに並ぶと思います。これが好評なら、これも一つのシリーズにしていきたいと考えています。それがそろえば、受験算数の体系化もできるのではないかと夢を見ています。
詳しいことがわかったらまたお知らせします。

2010年4月 6日 (火曜日)

筑駒くんのこと3

夏が終われば、息つく間もなく合不合判定テストが始まります。9月、10月、11月、12月と本番さながらの他流試合4回、これで受験校が確定していきます。
彼の怒涛の快進撃が始まりました。
第1回合不合、算数130点、予想通りくらいの得点でした。
第2回合不合、算数140点、ケアレスミスを頭をかきむしって悔しがりました。
第3回合不合、算数150点、このとき、すでに開花しているのは普段の授業からわかっていました。
同じころ、難関中の学校別判定テストがあちらこちらであります。SAPIX、四谷、どの模試でも算数は断トツでした。四谷の開成の算数はほぼ満点に近く、学校別では見たこともない偏差値でした。
第4回合不合もやはり満点、算数はほぼ無敵状態です。私も気を抜くと負けそうなくらいでした。
冬期講習、1月、その後も勢いが止まることはありませんでした。
この年のクラスは大成功で、10数人のクラスでしたが、1月受験も含めて、2月2日が終わってもまだ誰も1校も落ちていませんでした。

2月1日、受験を終え、塾にもどってきてくれた彼は、ぐったりと元気なく、やや青ざめていました。算数の心配は全くしていませんでした。しかし、どうした、と声をかけると「算数が……」。(そんなバカな)「開成の算数、易しすぎるよ。きっとみんな満点だ」
確かに例年よりやや簡単そうに見えました。
「じゃあ、失敗はしていないんだろう」
「それはたぶん大丈夫だけど」
どうやら彼は算数で差をつけたかったのに、思いの他、算数が易しかったのでそれを心配しているようでした。
そして2月3日、筑波大附属駒場。
「先生、どうして、筑駒もやさしかったよ」
筑駒は年によって難易度の差がある学校です。時間内に解き終わるのかわからない年もあれば、時間が余りそうな年もあります。彼が受けた問題は後者でした。開成を受けた時と同じようにしょげかえっていました。

結果は、どちらも見事合格していました。
彼は開成くんではなく、筑駒くんになりました。
問題が易しければ易しいほど、できる子とできない子とでは算数で差が付きやすい、これが最難関でも成り立つことを彼が証明してくれました。もっとも彼くらい図抜けていればの話かもしれません。開成の合格者平均は大遺体算数8割、満点に近ければ20点近く差をつけられます。
『君が受からなくて、誰が受かる』
自信を持って送り出したひとりです。
5年の初めは小さな、それほど目立たない、口数が少ない少年でした。しかし、受験を迎えるころ、周りよりもやや身長が高くなり、自信に満ちあふれていました。
算数の力はそれ以上の成長を見せてくれました。
他とは違った特別な学習をしたわけではありません。私が与えた問題を一緒に楽しんだだけです。
問題への取り組み方、集中力、こだわり、人はそれぞれですが、そんなところが人より少し踏み込みが大きかったのだと思います。もちろんその少しは、誰でもできることではないかもしれません。
そのきっかけを与える講師でありたいものです。

2010年4月 5日 (月曜日)

大騒ぎ、そして感謝

昨日、仲間うちで打ち上げをしました。途中の詳細は省略させていただきますが、数人でタクシーを使って家まで帰ることになりました。図体の大きい私は前です。
タクシーの中、ああ、もうすぐやっと家だという頃、ゴトッ、携帯が落ちる音がしました。まずいと思いましたが、タクシーの暗くせまい中、シートの下をまさぐっても見つかりません。降りるときに探すことにしました。料金を払い、事情を説明して、座席のあたりを探しましたがありません。長い間(かどうかはわかりませんが、私には長い時間でした)、運転手さんの座席、後部座席まで見たのですがどうしても見つかりません。同乗者は店からタクシーの間で落としたのではないか、いやそもそも持ってきてないのではないか、ゴトッと音を聞いて、あ、携帯落としたと感じたので、そんなはずはないと思ったのですが、ここまで見つからないと自信もなくなってきます。ちゃんと勉強したはずなのに、テスト結果が悪かった後、お母さんに、なぜもっとちゃんと勉強していかなかったのかと怒られている感じでしょうか(ちょっと違うか)。
あきらめて帰ることにしたところ、親切な運転手さんで、途中で降りた同乗者の辺りも帰りがてら見てくれるということでした。連絡先を教えあい、何かわかったら連絡してくれることになりました。
しかし、携帯には電子マネーをはじめ、アドレス、定期など何かあったら困る情報がいっぱいです。
ネットで携帯会社の落として困ったときサービスの電話を調べ、自宅から真夜中に電話しました。すぐにつながり、向こうは慣れたもので、事情を聴き誘導尋問のようです。
その場合は、手順としてまず携帯操作ロックをこちらからかけますがどうしますか、そらもうすぐロックしてください、かしこまりました、電子マネーのサービスは使っていますか、はい、○○、○○、……、操作ロックはされていますが携帯の中に入っているお金は使われる可能性があります、そのサービスの電話番号などお教えしましょうか、(やはり別会社のものはその会社で止めてもらうしかなさそうです)、いえ今はとりあえずいいです、了解いたしました、次にGPS機能を ONにしている場合は携帯が電波が届く場所にあるのならお探しすることができますが、GPSはONになっていますか、(わけがわからずGPS機能をONにして、解除方法がわからなかったのでそのまま放置していました。つまりONになったままです)なっています、ではお調べしますか、そらもうぜひ、3分程度かかりますがよろしいですか、待ちます待ちます、ではそのままお待ちください、その間、他のサービスについてご説明いたします、もしこのまま見つからない場合、5000円ほど(詳しい料金を言ってましたが覚えていません)で、同じ機種の携帯をすぐお送りすることができます、その場合は警察に紛失届を出さなければなりません、新しく携帯を買う場合はどうですか(アンラッキーをラッキーにするために新種の携帯にするのもよいかと思いました)、その場合は機種変更と同じで普通に買っていただきます、(そらそうか)、もし、ご家族の使われていない携帯などあればショップでその携帯にカードを入れれば使えるようになります、その場合は3000円ほどかかります、昔の携帯でもだいじょうぶですか、それでもだいじょうぶです、ショップまでお持ちください、携帯の場所がわかりました、○○です、(それは家の近くでした)、その地図をこちらに転送することはできますか、それはできませんがお客様が弊社のホームページにログインしていただければ直接見ることができます、ログインしてます、このサービスは5回まで無料ですがそれを超えると1回300円かかります、自分のパソコンで見てみると、何と場所が移動しています、ああ、やっぱりこれはタクシーの中だ、マニュアル通りなのでしょうが、焦っているこちらに的確に教えていただいたことに感謝し、お礼を言って電話を切りました。
さあ、今度は教わったタクシーの連絡先にと準備していると、その運転手さんから電話です。何度もお電話差し上げたのですが話中で、携帯見つかりました、(やはり)ありがとうございます、仕事はもう上がりですので、これから先ほど降ろしたところまでお持ちしましょうか、(何とも親切な運転手さんだ)そうしていただけるならそれはもう感謝です、わかりました、ちょっと離れたところから向かいますので、これから10分くらい見ていただけますか、(どこにいるのかはGPSで確認済みです)わかりました、ありがとうございます、お待ちしています。
時間通り運転手さんは来てくれました。プロ中のプロですね。しかも親切です。仕事はこうあるべきと習った感じです。
携帯は何とドアのポケットに落ちていたとのことです。なぜそこは見なかったのか、盲点でした。
昨日、帰宅後はこの大騒ぎ、ブログを書くどころではありませんでした。すみません。
マヌケな話を長々と書きました。どこか参考になればと、携帯を落としてからの顛末を詳しくお伝えしました(めったに落としませんよね、私も初めてのことです)。会社によっても対応は違うのかもしれませんが。
遅い時間に親身になって対応していただいたあの親切な運転手さんに感謝です。
三陽自動車のYさん、この場を借りてお礼いたします。本当に助かりました。

2010年4月 3日 (土曜日)

筑駒くんのこと2

風が強く、小雨がパラつく中、塾の広告を配ってもらいました。良い気候ではありませんでしたが、喜んで配って頂き感謝です。思った以上に多く受け取って頂き、あわててセットを増やしました。明日も配りますので、よろしくお願いします。

さて、筑駒くんの続きです。

6年に上がるときの組分けテストで、順当にCコースに上がりました(この時はまだSコースはありませんでした)。5年の最後には、クラスのみんなも一目置くくらいには算数ができましたので、他の科目でいかに失敗しようと算数の配点が高い組分けテストでは余裕でCコースに上がることはわかっていました。
しかし、それでも6年1学期の合不合判定予備テストあたりでは、算数の偏差値65前後でした。
6年の夏、ここのがんばりで、秋、大きく実を結ぶ生徒は何人もいます。彼はその中でも特に大きく伸びたひとりです。
私の作った塾の夏のテキストがあります。それを掲げ、これを覚えるくらいやれば必ずどこでも受かるぞ、当時、毎夏、言っていました。それは分厚い辞書のようなテキストで、入試問題の流行をおさえ、毎年、手を加えていました。分量も圧倒的で、難しい問題もかなり入れてあるので、半分も使えれば普通の学校ならどこでも通用します。
よし、全部できるようにしよう! はじめはみんな口々に言います。しかし、すべて使うのは、夏の終わりにはごく少数になります。
どこでも受かるぞ、彼のクラスのみんなもやはり、よしがんばる、毎日復習する、いろいろと言っていましたが、彼だけはうれしそうにニコニコと私を見ていました。
そしてやはり夏の終わりにそのテキストをほぼ仕上げたのは彼と数人だけでした。特に彼は徹底していました。その日の授業までで消化できなかった問題(宿題や授業中に間違えたけれども、解き直しできなかった問題)を授業後、残ってやって帰るのです。時にはあまりにも遅くなったので、心配で教えてあげようかと言っても首をふるばかり、どうしてもわからない問題だけ質問しました。

これまた、続きます。

2010年4月 2日 (金曜日)

明日(4月2日)

吉祥寺で、賛数仙人の塾の広告を配ります。
興味のある保護者の方(もちろんお子様も)はぜひ受け取ってくださいね。
賛数仙人パズルも用意しました。

昨日の続きを書こうかとも思ったのですが、明日にします。
続きを期待してくださった方、ごめんなさい。

2010年4月 1日 (木曜日)

筑駒くんのこと

4月になりました。まだ、春とは言いがたい気候ですが。

入試応援は一人で行くことが多いです。
ある年の開成の日もそうでした。続々と開成に向かう子供たちと保護者の中、道の途中で彼を見つけました。
少し立ち話をして、さあ一緒に行こうかと声をかけると、カバンとマジックを差し出し、「先生、これに一言かいて」
お守りみたいなものは数日前の激励会で渡しています。しかし、カバンにデカデカと言葉が欲しいというのです。応援に来ることを知っていた彼はマジックまで用意していました。
『君が受からなくて誰が受かる』 
そう書きました。「よしっ!」小さな声で、しかし力強く彼は言ったように記憶しています。

受験を終え、塾にもどってきてくれた彼は、しかし、ぐったりと元気なく、やや青ざめていました。算数の心配は全くしていませんでした。

5年の春に見たときは、他の生徒と全く変わらない彼でした。四谷の週例テストもAからスタートしました。もっともBにはすぐ上がりましたが。
5年の間、算数は少しずつその芽を見せ始めましたが、まだまだ超難関というレベルではありませんでした。ただ、その雰囲気を感じたのは、問題に取り組む姿勢です。
私の与えた問題をとにかく自分が納得するまで、ひたすら授業中も休み時間中も没頭してやっていました。休み時間中、他の男子が遊んでいても、気になる問題があるとそれには入らず、ひたすら考えていました。解けるとぱっと満面の笑みになり、うんうんと大きくうなずく、今でもその顔と仕草をはっきり覚えています。

やや長くなりそうです。この続きはまた後日。

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