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2010年6月19日 (土曜日)

低学年の学習 その1

賛数仙人のメールに時々学習方法についての質問が寄せられます。
その中で東京ではありませんが低学年のお子さんを持つ方から、小学校低学年のときの算数の勉強について質問がありました。
今回はその私の回答を紹介させていただきます。

学校の算数から中学受験算数への乗り換えについて。
東京の方でも、中学受験の勉強をされる方は一般的には4年生、早い方で3年生からです。
4年までは自宅で少し先取りをして5年生から始められる方もいます。
しかし少なくとも大半の方は塾に入る前までは特別なことをしていません。ピアノや水泳といったお稽古ごとの方が多いと思います。
経験と持論から言いますと、小学校でしっかり学習できていれば、計算力などは早めにつけた方がよいのは間違いありませんが、受験算数の学習は小4くらい(早くても小3)からでじゅうぶんかと思います。
むしろあちらこちら見学したり、虫を観察したり、押しつけられるものではなく、またゲームなどではなく、子どもが熱中できる何物かをたくさん見つけてあげた方がよいです。そういう経験を持つ子どもの方があとあと強くなるように思います。本でも電車でも機械でも、子どもの頭の栄養になりそうなもの、それを強く欲する子どもであれば、受験算数も恐れるに足りません。
塾で教える算数はテクニック的な要素、先取り的な要素がたくさんあります。
そのような部分は興味を持てる素地さえあればいつでも習得可能です。
また、それをああたいへんだと思うのではなく、あ、おもしろそうと思えるような精神を身につけさせてあげることが一番の学習だと確信しています。
その素地や精神は、自分が楽しいと思えるたくさんのいろいろなものを見て感じて刺激を受けてできるものです。
5年の途中から塾に入ってきても伸びる子は伸びます。また、小1から塾に通っているお子さんが6年でトップにいるわけでもありません。
その秘密は上記のところにあると思います。

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コメント

いつも楽しく観ております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。

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