99点 その5
SAPIXの6年生は先週の場合の数に続き、今週は規則性です。
大まかに場合の数、規則性と言ってもこの時期はもう総合問題になっています。
生徒にとってはやりにくい単元、消化するのに苦労しそうですね。
K先生は最後に高校での学習法をいろいろと教えてくれました。
その中でお勧めの数学の参考書も紹介していただきました。
「チャート式もいいと思うけど、僕は解法のテクニックを使ったな。チャート式の方がいいという人も多いけど。数学の参考書や問題集の選び方で一番大事なことは解説がしっかりしていることだよ。わからなければ、解説のページが一番厚いものを選ぶといい」
その一言で私が買うべき数学の参考書は決まっていました。
解法のテクニックです。まだ、さわったことも見たこともないものでしたが。
高校受験のときは特別、得意科目ではなかった数学ですが高校に入る前の春休み、この解法のテクニックを一人でどんどん進めました。因数分解や式の値、剰余定理、おもしろかったですね。このK先生が紹介してくれた新しい無口な先生は相性がよかったのだと思います。
私がこうして算数数学の講師をしているのは、K先生のおかげはもちろんですが解法のテクニックも大きかったと思います。
私が解法のテクニックで勉強したのは数十年前の話で、今でもチャート式、解法のテクニックはありますが他にもたくさん種類が出ているのでもっと良いものもあるのかもしれません。
卒業祝いということで、K先生に最後、ボーリングに連れて行ってもらいました。3ゲームくらいしたのでしょうか。1ゲームも勝てませんでした。1ゲームくらいは勝たせてくれようとしたかもしれませんが、私はあまりにも下手すぎたのだと思います。
メガネの生真面目そうなやや小柄な先生でした。K先生の就職が決まったとき、金融公庫に勤めると報告の葉書をいただきました。内容は覚えていませんが、私のノートにたくさん書かれた字と同じく、きれいな字でした。
もう少し続きます。
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