99点 その6
四谷系は全国統一小学生テストが終わりました。今年も昨年以上の受験者数とうわさに聞きました。
SAPIXは6年SAPIXオープンが終わり、来週マンスリーテストですね。がんばりましょう。
高校1、2年のとき、担任は数学のY先生でした。
はじめての授業のときのことは忘れません。
教室に入ってきた途端、もうみんな君たちのことは知っている。顔と名前は憶えてきたよ。そう言って、教室の端からひとりずつ顔を見ながら、君は○○くんだね、そして君は△△くん。
たぶん当時のことなので1クラス40人以上はいたと思いますが、全員とあいさつしました。入学時の書類の写真と名前で憶えてきた、そんなことをおっしゃっていました。
数学の授業もわかりやすくおもしろく、いよいよ数学のとりこになりました。
高1の1学期の中間テストと期末テスト、数学は満点でした。
そして1学期の通知表、ワザとかどうかわかりませんが、数学の評定は100点を消したあとがあり99点、評価の欄にこれで終わって欲しくないと思い、本当は100点なのですが99点にしました。この次も続くようならきっと100点をつけます。そんなことが書いてありました。
そうか続けるぞ、若かった私はきっとそう思いました。やる気が続くように、満足して終わらないように、そんなことだったのでしょう。
中間や期末の数学のテスト時間、かならずY先生は見に来ました。勘違いではないと思いますが、私の途中の答案をいつも覗き込み、チェックしていました。何度も視線を感じ、時には集中しなさいと目で教えてくれました。
しかし、ついに1度もその後は100点にはなりませんでした。最高得点も99点のままでした。
人生にもまた100点はきっとありません。20点取ったり、80点取ったり。
でも何とか次は良い点を取ろう、そう思って向かっていくのがきっと良い人生なのでしょうね。
そして今は教えている子どもたちに満点を目指させ取らせること、合格してもらうことが私にとっての100点です。
これで「99点」は終わりです。はじめて自分の話ばかりでした。
読んでくださった皆さん、ありがとうございます。
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