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2011年2月22日 (火曜日)

サピックスの強さ その1

開成、麻布、桜蔭、女子学院といった難関校志望者が多く、その対策に特化している、いわゆるできる子どもが多い、その学校を目指すときのライバルが目の前にいる、などの理由から、SAPIXブランドが優秀な生徒を数多く集めて、この実績を出しているのは間違いないことでしょう。
圧倒的な実績を見たら、御三家行くならまずSAPIXと思ってしまいます。
実際、単純に今春のサピックス6年生が男女合わせて5000人いたとして、上記4校だけでも650人近く合格しているわけですから、サピックスの上位10%にいれば、上記の学校の合格に限りなく近いと言えます。この率は他塾を圧倒しています。
お金持ちにお金が集まるといわれるように、実績に未来の実績が集まっているのでしょう。
サピックスから何かをもらっているわけではありませんが、実績にウソはなく、脱帽せざるを得ません。
もちろん、よい面ばかりではなく、残り90%の子どもたちにも目を向けなければなりません。
サピックスの模試偏差値は、その実績を裏付けるべく相当強気のものです。
四谷の合不合の偏差値と比べると男子で6~7、女子では10くらい開きがあります。
たとえば、四谷の合不合判定では偏差値50よりやや上の学校がサピックス偏差値では40ちょい上くらいになるわけです。つまり、単純に偏差値だけの話にすると、四谷では真ん中より上の学校が、サピックスでは下位の学校にランク付けされるわけです。
場合によっては、四谷ならまあまあの学校に受かってよかったとなるはずが、サピックスでは下位の学校にしか受からなかったということになりえます。特に昨年から原則としてサピックスは四谷合不合から離脱しましたから、よけいその感が強くなったことでしょう。

「偏差値=学校の価値」ではなく、本当に行きたい学校、行かせたい学校に合格することが一番です。それを見失わずにがんばってほしいと思います。

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