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2013年6月

2013年6月27日 (木曜日)

115

115は合成数(5×23)です。

約数は1、5、23、115の4個で、その和は((1+5)×(1+23)=)144です。

 115

=57+58

 115

=23×5

=23+23+23+23+23

=21+22+23+24+25

=19+21+23+25+27

 115

=23×5

=(11+12)×5

=11+11+11+11+11+12+12+12+12+12

=7+8+9+10+11+12+13+14+15+16

 115

=1×2×3×4×5-5

これはいまいち。

115は5の倍数なので親しみやすそうですが、相棒が23なのでとっつきにくい数でもあります。約数が少ないだけにわかりやすい数とも言えますが。

八方美人には裏がありそうです。頑固一徹、厳しそうな人がたまに見せる優しさ、裏を感じず、わかりやすくもあります。

多数決、最大公約数が良いとは限らない。こと子どもひとりひとりの教育もそうですね。

2013年6月19日 (水曜日)

サピックスの強さ その10

繰り返しになりますが、もっともらしいが故に、誤解がそのまま通用することが間々あります。
「教えない授業」が文字通り「教えない」で、教材を与えるだけで、学力が上がり、成績が伸びるとしたらそんな楽なことはありません。教えないことで伸びるのならば、面白げな教材を与えて、親も先生も子どもをほったらかしにしていればよいわけで、親も子どもも先生もみんなハッピーですね。もっともそれではほとんどの教師、講師が職を失いますが。

教材を与えるだけで伸びる子どもも中にはいます。しかしそれは多数ではありません。また、そういうごく少数の子どもは塾がどこであれ、教材が何であれ、自然とできるようになります。奇特にもゲームやマンガ、AKB、キャラクターよりも算数が好き、パズルが好きならば、それはほったらかしにしてあおっていればいいでしょう。

問題なのはそうでない圧倒的多数の子どもたちです。

算数や数学だけではないでしょうが、できるようになるステップは泳げるようになることや自転車に乗れるようになることと似ています。
初めからいきなり泳ぐことができたり、自転車に乗れたりする子もいなくはないでしょう。
しかしほとんどの者は、水に慣れ、浮き輪につかまったり、人に支えてもらったりで浮く術を覚える、補助輪をつけて走る感覚を身につけ、徐々に外していく、バタ足などで前に進む技を覚える、ブレーキやペダル、ハンドルを操ることを覚える、初めは水を飲んだり、倒れたり、苦労の連続です。そこで嫌になれば習得は遅れます。
人から直接習わなくてもできる子どももいるでしょう。しかし、それは興味を持ち、人が泳いだり、自転車に乗る様子をしっかり見ているからでしょう。「学ぶは真似ぶ」です。

手取り足取りは習得に時間がかかります。ひとは自分の力で得たもの、理解したものに執着し、喜びを覚えるからです。手取り足取りは人がやってくれたことで、自分でやったことと違います。
かと言ってほったらかしはこれまた習得できません。学習に試行錯誤は悪いことではありませんが、勝手な思い込みや間違いに気がつかないからです。
できるようになる人とは、上手を真似て、その先に自分の思考をプラスできる人です。講師は上手の見本を見せ、真似したくなるようにしなければなりません。

教える者の役割は、ある時は浮き輪、ある時は補助輪です。 ひとりひとりに合った適切な指導です。

苦労の先の楽しさを伝え、ひとりで走り出すまでそっと支える者です。
道を外れそうになったら進むべき方向に指針を示す者です。
主役である子ども達の名脇役である者です。当然ですが、決して講師は主役ではありません。

2013年6月12日 (水曜日)

サピックスの強さ その9

「教えない授業」の続きです。

我が塾AMPには様々な塾の生徒がいます。サピックスはもちろん、四谷大塚系もたくさんいます。もちろんAMPだけという生徒もいます。
今はもう卒業したので語ってもよいと思いますが、ある塾から算数で困っている生徒が来ました。
5年生の春のことです。塾についていくためには算数の底上げが必要ということで私の本で存在を知り、AMPにいらっしゃったのです。
聞いた話をそのまま信じると、その塾では「教えない授業」をしていると。もちろん全く教えないわけでもないとは思いますが、どんな問題でも自己解決を言い渡されているようでした。もとサピックスの先生で、そのやり方を踏襲しているので指導には間違いないということでした。

さていざその生徒を見てみると、塾では割合や速さをやっているのに、分数の四則計算からできないのです。いえ、できないというよりは知らなかったのです。話を聞いてみると途中から入ったためにそこは全く抜けていたわけです。
それでは割合、速さどころの話ではありません。

学習を正しく続けるうちに自然と身についていくもの、算数に対する考え方が身についていけば自然と解けるようになる問題はあります。
しかし、ある程度の学習と理解をしなければ埋まるべくもないものもあります。
割合や速さをいくら習ったところで、分数の計算の四則を知らなければ、できなければ、5階からビルを作っていくようなものです(建築には詳しくないのでもしかしたらそういう工法もあるのかもしれませんが)。普通はできるようにならないと思いますがいかがでしょう。

「教えない授業」でも何でもよいですが、真面目な生徒がきちんとステップアップできるようなアドバイスなり、指導なりがあってしかるべきかと思います。特にメインで通っている塾なら尚更です。私には悪い言い方ではありますが飼い殺しにしているようにしか思えませんでした。

その生徒は毎回のテストで算数だけはクラスで最下位を続けていたそうです。負けず嫌いなタイプだったので口惜しさいっぱいだったことでしょう。

通うことになり、しかし、当然ですが、私が指導したのは習っている単元ではありませんでした。保護者様には事情を説明して、しばらくは単元を追うことはやめ、分数の計算など、いま最も必要としている基礎を固めることにしました。
普通に分数の計算などができるようになればそれだけで近い将来、得点力アップにつながることは確信していました。

話がずれるので、その後のことは書きませんが、とりあえず5年の冬には突然算数の成績が上がった生徒と認識されたようです。
その塾の先生には最近やっと目覚めてきました、志望校も高めに考えていくことも可能です、なんてことを言われたようです。

「教えない授業」の成果ですね(笑)。

この続きはまた次回に。

2013年6月 5日 (水曜日)

サピックスの強さ その8

もっともらしいが故に、誤解がそのまま通用することが間々あります。

たとえば「予習シリーズ」

これは自学自習で予習してから塾に行きなさい、予習した上で習いなさい、と言うことではありません。
サピックスは復習中心をうたっています。しかし、その反対に四谷大塚系は予習中心というわけではありません。「予習シリーズ」というネーミングは誤解しやすいですが、これだけ昔から全国的に有名であると変えるわけにもいかないのでしょうね。

なぜ「予習シリーズ」なのか。

その昔、四谷大塚は中学受験専門のテスト屋さんでした。もうすでに保護者の世代でしょうが、いわゆる日曜テストがあり、そのテスト会員になるために入室テストもありました。今ももちろんありますが、現在のようなコース決定テストと違い、日曜テスト会員であるというだけでステータスでした。今でいうとSコースだけという感じでしょうか。そういえばCコースにあたる「準会員」というのもありました。
もうお分かりですね。
「予習シリーズ」とは日曜テストのための予習教材であったわけです。次回のテストのためにここのあたりを予習しておいてくださいというわけです。事実、本家の四谷大塚では(中には予習してくる生徒もいるかもしれませんが)「予習シリーズ」で授業をし、その復習テスト、確認テストとして週テストがあります。四谷大塚の先生は生徒の予習を前提として教えているわけでは決してありません。

サピックスの授業では原則的に当日に毎週ごとの教材が配られ、生徒はその場で初めて内容を見ることになっています。建て前的には初めて見る問題に新鮮な興味を持たせ、一緒に考えていくといった感じでしょうか。
授業ではできる限り生徒自身に考えさせ、そのサポートを講師がすると言うのが前提になっているようです。もっともこれはサピックスだけの特徴ではありません。そのスタイルをとっている塾、講師はたくさんいることでしょう。
講師はなるべく教えず、生徒自らが考え、解法にたどり着く授業、それがサピックス授業の理想なのでしょう。

手取り足取りの教え過ぎはよくありません。しかし、これは教えないということではありません。
「教えない授業」という禅問答のような授業も流行っているようですが、これには全く賛成できません。なんだそれ、です(笑)。

この続きはまた次回に。

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賛数仙人

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