算数で合格その4
テストが終わったあとは
テストが終わりました。
みなさん、いかがでしたか。
1番の計算は全問正解しましたか。
2番はいかがでしたか。
やったことのある問題ばかりだったはずです。
テストで失敗しないコツは、誰でもできそうな問題をしっかり正解することです。
算数ができる子、できるようになる子の答案にはわかりやすい特徴があります。
解答用紙の上の方から順にたくさん○がついていることです。
下半分は×が多くてもかまいません。
解答用紙の上半分が○でうまっている、連続して○になっている、それがよい答案です。
何事も基礎が大事です。
上半分が○でうまっているということは、毎日の学習がしっかりできている、基礎力があるということです。
もちろんまだまだ問題はやさしいですから、しっかり学習できていなくても○がついているかもしれません。
だいじょうぶ。
これから問題は少しずつ難しくなっていきます。
それでも上半分はしっかり○がついているように学習していきましょう。
さて、もうみなさんは自分の算数の得点がわかっていますか。
ネットの答案情報や返却を待たずに自己採点する癖をつけましょう。
それは無理って?
問題に自分が書いた答えを、あとで見てわかるように書いておくのです。
解答が手に入ったらすぐに自己採点をするのです。
答案が帰ってくる頃には、自分がどういう風に解いたかおぼえていなくて、ただ点数だけ気にしていませんか。
自分がやったことをおぼえているうちに見直してみましょう。
「棋士」という言葉を知っていますか。
ふつうは将棋や囲碁のプロのことをさします。
将棋の感想戦は聞いたことがありますか。
プロはもちろん、将棋が上手な人どうしでは必ずやります。
勝負が終わったあと、すぐに、初めから駒を並べ直します。
ここで違う手をさしていたらどう変化したのか。
この手はどういう意味を含んでいたのか。
初めから最後の局面まで、勝った方も負けた方も真剣に検討しあうのです。
しかし、初めからさした手をすべて記憶しているってすごいですね。
なぜ感想戦などやるのでしょう。
それが最も効果的な学習法のひとつであることを知っているからです。
その場その場でより良い手を探し、次に生かす。
相手の考えを知る。
客観的に分析する。
などなど、様々な効果的な学習が含まれています。
何を伝えたいか、わかってきましたね。
そう、「テストが終わったあとにすぐ感想戦をしよう」ということです。
将棋をしよう、将棋の感想戦をしようってことではありません。
本番のテストに向けてのたくさんの模擬テストや実力テストは、そのテストが始まるまでの準備と、終わったあとの見直し、解き直しがとても大事なのです。
次回からは、いや今回でも遅くありません。
ぜひ、テストの感想戦をしましょう。
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