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2016年6月23日 (木曜日)

数脳・図脳・算数脳 その12

中学受験を目指す場合、いつから塾に通いだすのが理想でしょうか。
 
塾講師の私が言うのは何ですが、塾通いが早ければ早いほどいいのかと言うとそうとは限りません。塾の窓口ではふつう言いませんが。
 
昨今の状況では首都圏の場合、小学4年生に上がる年の塾の新学期(ふつうは受験が終わってすぐの2月初旬ですね)までには入塾した方が無難です。
塾のカリキュラムは4年からカリキュラムを組んでいることが多く、中学受験を始める場合、4年のはじめから入れば単元が抜けることはほぼありません。
4年からスムーズに塾ライフを始めたいのなら、新学期の始まる1ヶ月くらい前から入って塾に慣れるのもよいでしょう。
 
上記のことはいきなり中学受験の学習を始める場合のことです。

できるだけ通塾を遅らせたければ、低学年のうちから塾の学習を念頭において、小学校よりやや進んだ学習を積み、たまに公開テストを受けたり、季節の講習にちょっと参加してみたりして塾のペース(特にカリキュラムの進度)を確認してみるとよいでしょう。
 
気をつけなければならないのは公開テストの種類です。
塾生予備軍を作るための小学校の進度に合わせたテストと、実力を測るための塾の進度に合わせたテストがあります。

家庭学習で中学受験に臨むのなら、できれば塾のカリキュラムよりやや先を進むのがよいでしょう。
4科目、全単元を先に進む必要はありません。
先々入塾を考える塾のレベルにあわせ、読み書き、計算といった地道に時間をかけてマスターした方がよいところをできるだけ優先させるとよいでしょう。
塾に入ったとき、自信を失くしたり、落ちこぼれたりしないための予防線でもあります。

それができているようであれば、ギリギリまで、場合によっては最後まで塾通いはしなくてもすむかもしれません。
 
自宅で学習をする場合「予習シリーズ」を遅れずに進めていれば、どの塾にその後入るとしてもカリキュラムで後れを取ることはありません。多少保護者の手を借りても自分で進めることができるようであればかなり有望といえます。
 
予習シリーズについても4年上から受験カリキュラムが組まれています。4年上から5年下まででほぼ受験で必要な単元を(いくつか残りますが)網羅することになります。また、予習シリーズのカリキュラムは季節講習時には進みませんから、多少遅れてもそこで追いつくことができます。
もちろん受験向きですから内容は易しくありません。それを自分でできるかどうかが塾通いの時期の判断材料になります。

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