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2016年9月 1日 (木曜日)

自宅で我が子に算数を教える方のために  その2

逆算と方程式について
 
算数が苦手な子どもが不得意とする問題には共通しているところが多々あります。
単元としては、計算、単位、数の性質、場合の数などでしょうか。
難問奇問などを除いても、個々の問題を詳しく見ると、その他の単元にもこういう問題は大抵できないという問題があります。
 
計算分野では途中に□のある計算です。
 
なぜできないのか。
 
計算問題の練習不足という理由はあります。もちろん、練習不足はどの問題においてもいえます。類題演習など数多くやればやっただけ理解は深まり定着します。それができない理由は、進学塾ならどの塾のカリキュラムもほぼ1週間をサイクルとして次の単元に移りますから、そればかりやってるわけにはいきません。よって子どもの理解度、問題の重要度に応じてメリハリをつけた家庭学習が大事になります。
 
途中に□のある計算ができないのは上記の理由以外では、ルールの徹底がなされていない、ルールを理解していない、ルールに無頓着であることに尽きます。
 
算数や数学はルールの世界です。
 
最先端数学でもなければ基本のルールは必ず守られます。
 
昨日はたしたけど、今日はひくということはありません。日によって公式が変わることもありません。
 
問題を解く上で自由な発想は大いに歓迎しますが、それはルールに則ってのことです。
勝ちたいがためにゲームや現実社会で権力者が自分に都合よくルールを変えることはあると思いますが、それを算数や数学にやってしまうと正しい解答に至るわけがありません。
かけ算、わり算はたし算、ひき算よりも先に計算、たし算、ひき算を先にやりたければ( )がついている。その上で左から右に計算していく。これが大原則です。
 
途中に□のある計算はそれをもとに逆算していくことになります。
 
このお話の続き、また次回に。

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